フィナステリドの副作用と医療機関の対応について【AGA基礎知識】

2018.10.29 AGA基礎知識 AGA治療フィナステリド副作用

AGA治療薬のひとつとして知られているフィナステリド。薄毛の進行を抑える作用がある一方で副作用があるとされています。以下は主な副作用とされる症状です。

・性欲減退、勃起機能障害(ED)、肝機能障害

他にも、過敏症(そう痒症、発疹、蕁麻疹など)があるとされます。
現在、インターネットでAGAについての情報を調べると、フィナステリドの副作用に関する情報が数多く出回っています。その中には、フィナステリドはさも危険であるかのような論調の記事が少なからず見受けられます。
フィナステリドは、厚生労働省から認可を受けたAGA治療薬です。国の行政機関から、効能や安全性についてお墨付きを得た薬です。
当院は医療機関として正しい知識をもって治療にあたっております。フィナステリドは各メディアで言われるほど危険性の高い薬なのか?について、これからその副作用について事実を踏まえながら解説します。

当院が考えるフィナステリドの副作用の真偽について


フィナステリドの副作用ですが、当院では“ほぼない”と言って支障がない程度のものだと考えております。
その理由について、以下に2つの事例を挙げながら解説していきます。

そもそも副作用の発現率は低い

フィナステリドの副作用には主に、性欲減退(リビドー減退)、勃起障害(ED)、肝機能障害といったものが挙げられます。
これらの副作用は、いったいどれぐらいの確率で起こるものなのでしょうか。
以下、フィナステリドを主成分とする薬「プロペシア」の添付文書に記載されてある情報です。

<臨床試験(対象数276例)>

性欲減退:1.1%
勃起機能不全:0.7%
※試験内容は48週間の二重盲検比較試験。

<使用成績調査(対象数:943例)>

性欲減退:0.2%
肝機能障害:0.2%
出典:プロペシア添付文書

臨床試験の結果では、フィナステリドによる性欲減退や勃起不全(ED)の発生率はそれぞれ1.1%と0.7%と、かなり低い確立です。
肝機能障害に関しては0.2%と、滅多に起こらない確率といえます。

臨床試験でプラセボ(偽薬)と比較した結果、差異が見られなかった

以下、フィナステリドを主成分とする「プロペシア」とプラセボを用いた1年間の比較試験の結果です。

<副作用の発現率(全体)>

プロペシア(1mg):5.0%
プロペシア(0.2mg):1.5%
プラセボ:2.2%

<全体の内、性機能に関する副作用の発現率>

プロペシア(1mg):2.9%
プロペシア(0.2mg):1.5%
プラセボ:2.2%
※調査対象の数は約130前後
出典:<国内データ 3年>臨床成績|5α還元酵素阻害薬 プロペシア®|MSD
※「MSD」は、プロペシアを製造したアメリカの製薬会社「メルク」の日本法人です。

上記の結果から、プロペシアを1年間服用したグループとプラセボ(偽薬)を1年間服用したグループで比較した場合、性機能に関する副作用の発現率に差が見られなかったことが分かります。
※勃起不全(ED)に関しては、精神的な原因によるものがあります(心因性ED)。フィナステリドの副作用を気にするあまり、勃起不全を感じるようになったケースも考えられます。

プロペシアの1日の上限量である1mgでの副作用全体の発現率は5.0%と、他よりやや高い数値ですが、これは139例中の7例と少ない数です。
また、1日の処方量は0.2mgが通常とされます。もし医療機関で通常量以上の処方を行う場合、根拠があってのことです。医師が診断や検査を行い、安全かどうか慎重に判断した上での処方なので、1mgでの副作用に不安を感じることはないといえるでしょう。

以上、臨床試験などの事例を挙げながら、フィナステリドの副作用が起こる確率についてまとめてみました。副作用は絶対にないとは言い切れないものの、気にする程のものではないということがお分かりいただけたかと思います。

もし万が一、医療機関から処方されたプロペシアなどのフィナステリド錠によって副作用が起きた場合、医師の診断の元、適切な治療を受けることができます。海外輸入などで個人購入して服用する場合とは異なり、医療機関であれば専門医による安全な治療を受けることができます。

実際にフィナステリドを使用した場合の効果について

フィナステリドには、AGA(男性型脱毛症)の原因物質となるDHT(ジヒドロテストステロン)の発生を抑える働きがあります。
薄毛の進行を防ぐのがフィナステリドの効果です。ミノキシジルのように発毛効果がある薬ではありません。

効果の実例

フィナステリドの効果の実例として、MSD社の臨床データから引用します。

>プロペシア錠1mgの1日1回1錠継続投与により、服用患者の98%で3年間AGA(エージーエー)の進行が認められませんでした。
出典:プロペシア®錠 臨床成績<国内データ (3年)>

臨床結果では、98%の方に毛髪状態の維持・改善効果が見られたとされます。

効果が出るまでの期間

先ほどのMSD社の臨床データによると、服用1年後の時点で98%の方に維持・改善効果が見られたとされます。そして、3年間の継続服用で毛髪状態の改善された方の割合が、58%(1年)→68%(2年)→78%(3年)と増加しています。
効果が現れるまでの期間は人それぞれです。早ければ数ヶ月で薄毛改善の効果が現れるケースもあれば、1~2年継続服用して少しだけ改善効果が現れた、といったケースもあります。
フィナステリドの効果は、服用してからすぐに現れるものではありません。効き目を実感するまで、ある程度の期間は継続的に服用する必要があります。

当院ではフィナステリドの副作用に対して万全なサポートをご用意

フィナステリドの副作用がどうしても気になる患者様に向けて、当院では以下の検査・治療を行っております。

・ED治療薬の販売(性欲減退、勃起障害に不安のある方)
・採血での肝機能のチェック(肝機能障害に不安のある方)

患者様の「不安」を取り除くのもクリニックの役目です。
詳しくは初診・カウンセリング時にご相談ください。

AGA治療は専門医によるカウンセリングが受けられるクリニックが安心


効果的なAGA治療を行うためには、まずは患者様の状態を詳しく把握することが重要です。
ただAGA治療薬を処方するだけのクリニックより、専門医の診断・カウンセリングが受けられるクリニックのほうが安全で効果的な治療を受けられる可能性が高いです。
薬の効果面だけを見て、安易に服用してしまうと、患者様の健康状態によっては体調や持病を悪化してしまう恐れがあります。
カウンセリングを行っているクリニックであれば、患者様の健康状態に合わせた処方・最適な治療法を提案することができます。

AGA(薄毛治療)のお悩みご相談ください。
埼玉県JR大宮駅東口徒歩4分、AGA(男性型脱毛症)治療・女性の薄毛治療、性病検査・治療など、デリケートなお悩みに寄り添い、解決へ導く専門医クリニックです。待合から診察までお一人様一室のプライベート個室診療を導入。患者様それぞれにあった治療を行います。
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