HIVに感染する原因と検査するタイミング

HIVに感染する原因

HIVは、粘膜か血液を介して感染します。唾液・涙・尿などで感染することは無いとされています。
例えば、食器の使いまわし・お風呂やプールで感染する心配はありません。主な感染経路は、以下の3パターンです。

・性的感染
・血液感染
・母子感染

血液感染は、輸血に使う機材や注射器の使いまわしによって感染するケースです。例えば、医療現場による事故や、麻薬・覚せい剤の注射器を使いまわすことで起こるケースです。
母子感染は、母親がHIV感染者の場合、赤ちゃんに感染するケースです。出産時、母乳を与えるとき、胎内での感染があげられます。

HIV検査について

HIV検査とは、エイズを原因となるウイルスに感染しているかどうかを調べる検査のことです。HIV検査には2つの検査があります。
1.スクリーニング検査
2.確認検査
大まかな流れとしては、最初に「スクリーニング検査」を受け、そこで陽性の結果であれば「確認検査」を受ける形となります。

1.スクリーニング検査

・IC法（イムノクロマト法）
HIV抗体があるかどうか調べて判断する方法。
ちなみに即日検査は、一般的に検査時間の短いIC法で行われています。

2.確認検査

スクリーニング検査の結果が「陽性」「判定保留」になった場合に行われる検査です。
確認検査には、以下の方法があります。

・WB法（ウェスタンブロット法）
・NAT検査（核酸増幅検査）

確認検査の結果が陽性の場合はエイズ、HIV感染者と判定されます。※WB法のみ、判定が保留になる場合があります。その場合は再検査を行います。
なお、検査の結果が出るまでは数日かかります。

不安を感じている方は、一度HIV検査を

エイズを移されたかもしれない、といった不安を抱えている方は、一度HIV検査を検討してみてください。
ご自身がエイズかどうかは、HIV検査を受けないと判断することができません。
仮にHIVに感染していたとして、感染後まだ1ヵ月しか経っていなくても、検査結果で白か黒か判断できる可能性があります。
不安や悩みを解消するためにも、ぜひ一度HIV検査を受けてみることをおすすめします。