ブライダルチェック

2019.07.09 性病知識コラム ブライダルチェック

当院ではブライダルチェックで検査を受けられる方が多くいらっしゃいます。また、ブライダルチェックに関するお問い合わせも多くいただきます。ここでは、ブライダルチェックに関してどのような検査をどのような形で受けておくのがいいのかを考えていきたいと思います。

結婚・妊娠前後で受けるべき検査

性感染症は自覚症状に乏しく、症状があったとしても似たような症状の性感染症が多いため、検査を受けて初めて感染していることが判明することや、複数の性感染症に気づかないまま同時に感染していることもあります。
そのため、性感染症に感染しているかどうかは、症状の有無に関わらず、気になる場合は検査を受けることが重要となります。また、妊娠後に女性が検査を受けて検査陽性となってしまうと、同時に治療をその場で受けないといけない状況となり気まずい空気となることや(経験者が言うには公開処刑のような気分となるとのこと)、妊娠中に治療が難しい性感染症もあります。
それでは、ブライダルチェックで特に検査すべき性感染症にはどのようなものがあるのでしょうか?以下に、ブライダルチェックの検査で重要な性感染症とその理由を挙げてみます。

淋病

パートナーとの間で容易に感染する。女性は性器への感染は自覚症状に乏しく、症状があったとしても特異的な症状ではない。妊婦への感染は産道感染(垂直感染)の可能性がある。
咽頭への感染は男女とも自覚症状も特異的な症状も乏しいため、検査やパートナーの性器への感染で発覚することが多い。
妊娠前、妊娠中でも治療が可能だが、治療できる薬剤が限られており、耐性化が懸念されているため、確実な治療が重要となる。
淋菌感染症(淋病)とは?

クラミジア感染症

パートナーとの間で容易に感染する。女性は性器への感染は自覚症状に乏しく、症状があったとしても特異的な症状ではない。妊婦への感染は産道感染(垂直感染)の可能性がある。咽頭への感染は男女とも自覚症状も特異的な症状も乏しいため、検査やパートナーの性器への感染で発覚することが多い。
妊娠前、妊娠中でも治療が可能だが、治療できる薬剤が限られており、治療期間も淋病と比較して長くなることから、パートナーとのピンポン感染リスクが高くなる。
男女とも自覚症状に乏しいことも多く、パートナー間での再感染を防ぐためには確実な治療と治癒の確認が重要となる。
クラミジア感染症とは?

梅毒

パートナーへの感染の可能性があり、両者が感染すると一人が治癒しても再感染する可能性がある。妊婦への感染は経胎盤感染や産道感染(垂直感染)の可能性がある。子供の
神経や骨の発達に異常をきたす先天梅毒のリスクがある。治療期間が長く、進行するほど治療期間も長くなる。
治療には長期間の薬剤の確実な内服が必要となるため、早期発見と確実な治療による治癒の確認が必要となる。妊娠中の治療も可能だが、治療期間の長さと経胎盤感染の可能性を考慮しても、妊娠前に治療を済ませておくことが推奨される。
梅毒(ばいどく)感染症とは?

HIV

妊婦への感染は産道感染(垂直感染)の可能性がある。自覚症状に乏しく、事前に発見して自身の発症と他者への感染を予防することが最重要の性感染症であるため、検査で感染の有無を知っておくことが重要となる。
HIVとAIDS(エイズ)とは…?

B型肝炎

妊婦への感染は産道感染(垂直感染)の可能性がある。自覚症状に乏しく、事前に発見して自身の病気の進行と他者への感染を予防することが最重要の性感染症であるため、検査で感染の有無を知っておくことが重要となる。

C型肝炎

妊婦への感染は産道感染(垂直感染)の可能性がある。B 型肝炎と同様で、自覚症状に乏しく、事前に発見して自身の病気の進行と他者への感染を予防することが最重要の性感染症であるため、検査で感染の有無を知っておくことが重要となる。

マイコプラズマ感染症

クラミジア感染症やウレアプラズマ感染症と類似する。パートナーとの間で容易に感染する。女性は性器への感染は自覚症状に乏しく、症状があったとしても特異的な症状ではない。
妊婦への感染は産道感染(垂直感染)の可能性がある。咽頭への感染は男女とも自覚症状も特異的な症状も乏しいため、検査やパートナーの性器への感染で発覚することが多い。治療できる薬剤が限られており、妊娠中の治療が困難である。
治療に使用する薬剤への耐性化が懸念されており、現状治療可能な薬剤も少ないため、他の性感染症と比較して治療が難しい。クラミジア感染症やウレアプラズマ感染症と症状は似ていても治療薬が異なることが多く、その中でも最も薬剤耐性が問題となることが多いため、原因菌の判定と治療薬の選定が非常に重要となる。
治療期間もクラミジア感染症やウレアプラズマ感染症と同様に長くなることから、パートナーとのピンポン感染リスクが高くなる。男女とも自覚症状に乏しいことも多く、パートナー間での再感染を防ぐためには確実な治療と治癒の確認が重要となる。
マイコプラズマ感染症とは?

ウレアプラズマ感染症

クラミジア感染症やマイコプラズマ感染症と類似する。パートナーとの間で容易に感染する。女性は性器への感染は自覚症状に乏しく、症状があったとしても特異的な症状ではない。妊婦への感染は産道感染(垂直感染)の可能性がある。咽頭への感染は男女とも自覚症状も特異的な症状も乏しいため、検査やパートナーの性器への感染で発覚することが多い。
治療できる薬剤が限られており、妊娠中の治療が困難である。治療に使用する薬剤への耐性化が懸念されており、現状治療可能な薬剤も少ないため、他の性感染症と比較して治療が難しい。クラミジア感染症と症状は似ていても治療薬が異なることが多く、マイコプラズマ感染症とも薬剤が異なることがあるため、原因菌の判定と治療薬の選定が非常に重要となる。
治療期間もクラミジア感染症やマイコプラズマ感染症と同様に長くなることから、パートナーとのピンポン感染リスクが高くなる。男女とも自覚症状に乏しいことも多く、パートナー間での再感染を防ぐためには確実な治療と治癒の確認が重要となる。
ウレアプラズマ感染症とは?

結婚・妊娠前後の検査で重要なこと

ブライダルチェック(結婚・妊娠前後の検査)で受けるべき検査でもあったように、どの性感染症も早期の発見と確実な治癒による再感染を防ぐことが重要となります。
性感染症の早期の発見により性感染症の発症・進行前の予防や治療をすることで、自身とパートナー、そして生まれてくる子供への影響を極力少なくすることが可能となります。
ここでは、ブライダルチェックの重要性において、それぞれの性感染症の検査の意義を分類してみます。

確実な治療により子供への影響を減らすことが重要なもの

淋病、クラミジア感染症、梅毒、マイコプラズマ感染症、ウレアプラズマ感染症

事前に検査することで自身の発症や進行を予防し、さらに子供への感染を予防することが重要なもの

HIV、B型肝炎、C型肝炎

マイコプラズマ感染症とウレアプラズマ感染症の検査のすすめ

マイコプラズマ感染症とウレアプラズマ感染症の検査は、妊娠中の治療の難しさからもブライダルチェックにおいて非常に重要です。
マイコプラズマ感染症は肺炎のマイコプラズマと勘違いされることも多く、ウレアプラズマ感染症はそもそも知名度が非常に低いため、どちらも性感染症としての認知度は低く、検査できる医療機関も少ないため、知らない
まま感染している方も多いと考えられます。
どちらの感染症も性器にも咽頭にも感染すること、自覚症状に乏しいことも多いこと、検査を受けている人が少ないことからも、これらの性感染症に感染している人はかなり多いと考えられます。
さらに、淋病やクラミジアを疑って検査しても検出されない場合や、原因不明のまま症状が続いている場合はこれらの性感染症であることがかなり多く、子宮外妊娠や不妊症・流産・早産の原因としても考えられ
ております。
以上のように、これらの性感染症は妊娠中の治療が難しいこと、治療期間が長くなること、パートナー同士でのピンポン感染が起こることからも、確実に検査・治療を実施することが重要となり、ブライダルチェックにおいて特に重要な検査であると考えております。

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