性器ヘルペスとは

2020.01.08 性病知識コラム

性器ヘルペスとは

性器ヘルペスってどんな病気?

性器ヘルペスは単純ヘルペスウイルスの1型(HSV-1)または2型(HSV-2)の感染により、主に性器やその周囲に傷や水疱ができる病気です。膿が出ることもあります。主な感染経路を性的接触であり、男女ともに感染・発症する可能性のある性感染症となります。

性器ヘルペスはどのように感染するの?

性行為、オーラルセックスによって感染しますが、感染力がとても強いため、お風呂やトイレ、コップや箸の共用などで感染することもあります。単純ヘルペスウイルス(HSV)は症状がなくても多くの方が感染していると考えられており、唾液中にも存在します。口唇や太ももやお尻、肛門等の性器の周囲に発生することもあり、コンドーム等の使用でも完全には防ぐことはできない性感染症となります。

性器ヘルペスの症状は?

性器ヘルペスの原因となるウイルスに感染し症状が出ると、傷や水疱ができて膿が出ることがあります。男性の場合は性器や肛門や口唇の周辺の皮膚や粘膜に発生しますが、女性の場合性器や肛門や口唇の周辺の皮膚や粘膜に加えて膣内や子宮頚管や膀胱に発生することもあります。膀胱に発生すると排尿痛や頻尿のような膀胱炎の症状がおきることもあります。

・男性の主な発症部位

・女性の主な発症部位

性器ヘルペスでは、発症部位に小さな水泡が複数現れ、痛みを伴うことが多くなります。その後、3~5日経つと水疱が破れてびらんや潰瘍となり、かさぶたとなります。途中で膿が出たり腫れることも多く、熱が出ることもあります。症状が強いと、痛みで歩くことも難しくなることがあります。

性器ヘルペスはどのように感染・発症・再発するの?

HSVは性器に感染すると神経を伝っていき、主に腰仙髄神経節といわれる脊髄の近くに潜伏します。潜伏しているHSVが再活性化されると、神経を伝って下っていき、皮膚や粘膜に病変を形成して症状が出ます。発症にはHSVに感染して初めて症状が出た時と(初発と呼びます)、以前症状が出て治まったが再度症状が出た再発の2種類があります。一般的には初発時は症状が強く病変も広範囲となる傾向があり、発熱を伴うこともあります。そして再発では初発時と比較して症状が軽いことが多く、熱が出ることもあまりありません。初めて症状があらわれた場合を初発といい、初めて感染した場合には初感染とよんで区別していますが、これは初発時が初感染ではないこともあるからです。この感染時に無症状で、その後再活性化されて初めて症状が出る場合を非初感染初発とも言います。一般に感染から初発の潜伏期間は5~10日といわれていますが、個人差も大きく、感染源不明の非初感染初発も多いため、実際に感染源を特定することは難しいと言えます。
ヘルペスの症状が出ていない時や、病変が小さくてわからない場合でもウイルス活性化している可能性もあるため、自覚症状がなくても他者に感染させる危険性があるので注意が必要となります。特に男性の場合は再発がおきやすいと言われております。

性器ヘルペスの診断は?

主に診察で判断します。確定診断できるものがなかなかないのが現状ですが、診断の補助として診察に様々な方法を組み合わせることもあります。
検査方法と検査ができる時期
症状がある場合:皮膚擦過による抗原検査(即日検査:10分程度で結果が出ます)
症状がない場合:採血による抗体検査(3~7日後に結果はWEBで確認できます)
※抗体検査の場合は感染機会から1ヶ月以上経過で検査可能です。
ヘルペスの診断には即日検査もありますが、偽陰性(ヘルペスであるのに検査で検出されない)が多い検査であることがこの検査の課題といえ、あまり普及していません。そのため、症状がはっきりしている場合を除いて、有名な病気である割には診断を確定させることが難しい病気となります。採血による抗体検査はヘルペスに感染している可能性を示すものとなり、現在の病気の状態を示すものではありません。1度もヘルペスの症状が出ていない方でも抗体検査で抗体が検出する可能性があり、感染源になっているかどうかを示すものではありません。

性器ヘルペスの治療は?

抗ウイルス薬の内服が主な治療となります。初めて症状が出た方(初発)は薬剤を10日間内服します。再発してしまったという方は薬剤を5日間内服します。

治療法まとめ
初発:10日間の薬剤の内服
再発:5日の薬剤の内服

性器ヘルペスの治療の結果はどうなるの?

性器ヘルペスの治療は症状を抑える治療となります。HSVは多くの方が感染しているウイルスですが、現在の治療ではウイルスが一度感染すると体内から排除することはできません。性器ヘルペスは治療を実施しても再発することが多い性感染症です。再発に注意して体調管理に気を付け、再発したと感じたらできるだけ早く治療を実施することが重要となります。

性器ヘルペスの予防はどうするの?

HSVの感染予防にはコンドームが効果的です。しかし、性器ヘルペスは様々な部位に発症するため、コンドームの使用でも防げないことがあるので注意が必要です。

性器ヘルペス感染症報告数

平成11年~平成30年の性器ヘルペス感染者数推移グラフになります。
平成21年から再び増加傾向となっています。

平成26年~平成30年の男女年代別の性器ヘルペス感染者数のグラフです。
男性は30代、女性は20代が特に多い傾向です


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