40代男性の性欲低下の原因とは?男性更年期障害やEDの可能性も?
公開日:2024年06月04日
更新日:2024年11月30日
男性は40代になると性行為への意欲が減退し、性欲が低下したと感じる人が増えてきます。
この主な原因は男性ホルモンの一種であるテストステロンが減少することです。
疲れやストレスによる一時的なものであることもありますが、それが改善せず長期間である場合は他に原因があることを考えます。
ここでは男性の性欲減退の原因や男性更年期障害とEDの治療法をご説明します。
目次
40代男性の性欲低下の原因とは?
性欲が低下する主な原因は30代から40代にかけて体内の男性ホルモンの一種であるテストステロンが減少することです。
ここでは性欲低下の原因として重要なテストステロンの減少につながる要因を以下に挙げていきます。
ストレスや不安等の心因性のもの
ストレスや不安はテストステロンの生成に影響を与える因子として重要です。
体がストレスを感じると、副腎皮質でコルチゾールというホルモンが分泌されます。
コルチゾールが増加すると、テストステロンの分泌が抑制されるので、ストレスや不安は性欲低下の原因になります。
例えば、直接のストレス源になる睡眠不足ではコルチゾールが増加することが知られており、その結果としてテストステロンが減少して性欲減退の原因になります。
※参照元
心因性EDに関してはこちら
加齢によるもの
テストステロンの減少は、主に加齢によって引き起こされます。
テストステロンの体内での生成量は20代~30代がピークとされていますが、40代以降ではテストステロンの生成される量が減少していきます。
そのため、40代以降ではテストステロンの減少によって性欲が低下するのは自然なことと言えます。
また、加齢とともに身体にストレスや生活習慣が蓄積されていき、新たな病気の罹患する可能性も増えて、現在かかっている病気も以前より進行していくため、身体が以前よりテストステロンが減少しやすい状況になっていくことも性欲が低下する原因として重要です。
生活習慣によるもの
性欲減退の原因となるテストステロンの減少は生活習慣でも起きますが、生活習慣における重要な要因は主にアルコールの摂取、喫煙、肥満になります。
アルコールやタバコは、テストステロンの生成と分泌に悪影響を与えることが知られています。
さらにアルコールやタバコは、睡眠の質にも影響しますが、これらによる睡眠の質の低下はストレスが発生しやすくなり、テストステロンの減少を引き起こします。
そして、肥満になると脂肪細胞中のアロマターゼという酵素が活性化されテストステロンを女性ホルモンの1種であるアロマターゼに変換する反応を促進することから、性欲の低下が起きやすくなります。
このアロマターゼによるテストステロンの減少はアルコールによっても促進されます。
※「飲酒」参照元
※「喫煙」参照元
原因から考える、性欲を増進させる方法はこちら
慢性的な病態や内分泌系の異常や薬剤性によるもの
慢性腎不全や肝硬変のような肝不全の状態は性欲減退につながります。
慢性腎不全ではプロラクチンというホルモンが増加し、プロラクチンが増加すると性欲減退やEDが起きるとされております。
肝硬変等の肝臓の機能不全では肝臓が女性ホルモンを分解することができず、体内の女性ホルモンが増加して性欲が低下していきます。
また、プロラクチンを分泌する脳下垂体の良性腫瘍である下垂体腺腫でもプロラクチンが増加しますし、副腎皮質刺激ホルモンが増えるとコルチゾールが増えるため、結果として性欲が低下します。
他にも前立腺がんの薬物治療では男性ホルモン抑制剤を用いるため、テストステロンが減少して性欲も減退することが知られています。
40代男性は男性更年期障害による性欲低下も
40代になると体内のテストステロンが減少していきますが、その結果として性欲減退や男性更年期障害が起きることがあります。
男性更年期障害の定義は、加齢に伴うテストステロンの減少により引き起こされる一連の症状です。
男性ホルモンの一種であるテストステロンは、性機能や骨密度、筋肉量の維持に重要な役割を果たしており、性欲を高める効果や記憶力や集中力にも影響を与えます。
加齢によりテストステロンが減少すると、これらの機能の維持に支障が出ることがあります。
その結果、生活の質(QOL)にも大きな影響を与える可能性があります。
以下に男性更年期障害の症状を記載します。
身体的症状
・勃起不全
・筋肉量の減少
・体重の増加
・疲れやすさ
・頭痛
・全身倦怠感
・骨密度の低下による骨粗しょう症
・めまいや耳鳴り
・頻尿
・動悸
・息切れ
精神的症状
・性欲の減退
・不安感
・気分の低下
・怒りやすくなる
・集中力の低下
・記憶力の低下
・意欲の低下
・睡眠障害
40代男性は性欲低下とEDの可能性も?
EDの原因には大きく分けて3つの原因があります。
・血管の障害が原因
・神経の障害が原因
・心理的な要因が原因
「血管の障害」と「神経の障害」はその原因は器質的要因に含まれ、「心理的な要因」は原因に器質的な要因がないものを指します。
血管の障害は主に動脈硬化が関わるもので、動脈硬化は加齢や高血圧や脂質異常症の結果として生じます。
神経の障害は主に糖尿病性末梢神経障害が関わり、糖尿病の進行とともに増えていきます。
このようにEDの器質的要因は病気の罹患や生活習慣が関与するため、加齢とともに増えていきます。
20代や30代のEDはその多くが心理的要因であり、器質的には問題ない場合が多いです。
40代以降では加齢や病気による器質的な要因のEDの割合が増えていくので、EDは加齢とともに増えると考えられます。
そのため、40代以降のEDの原因は単一の要因ではなく器質的な要因と心理的な要因の複合要因になっていることも多くなります。
加齢とともに増えるEDですが、この悩みは勃起しないというよりも、勃起を維持できないといったいわゆる「中折れ」が多いと考えられます。
神経の障害が原因の場合は勃起そのものが起きにくくなりますが、動脈硬化や加齢による血管の障害や心理的要因によるEDは、勃起そのものに問題があるというより勃起は起きるが維持が難しい場合や硬さが足りないため性行為が困難という場合が多いからです。
そのため、40代のEDはED治療薬がよく効く場合が多いです。
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40代男性の性に関する相談は“ノワール大宮クリニック”
40代になると加齢による性欲の低下やEDが増えていきます。
テストステロンが減少することから男性更年期障害といった様々な症状が出現して私生活に問題が出る方もいます。
そして、「性欲が低下した」や「勃起しない」といった経験が増えるごとにより一層そのような考えを強めてご自身での改善が難しくなっていくことも考えられます。
40代男性のこれらの悩みに対する解決策として、ED治療薬は安全かつ即効性が高く効果の範囲も広い治療です。
ED治療薬を使用することで成功体験を重ねていき、自信を取り戻すことで日々の生活の質の向上も見込めます。
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まとめ
今回は「40代男性の性欲低下の原因、男性更年期障害やED」について解説しました。
- 40代男性の性欲低下の原因の主要因はテストステロンが減少することである
- テストステロンは加齢、生活習慣、心因性のもの、病気や薬剤によって減少する
- テストステロンが減少すると男性更年期障害という様々な症状が起きることがある
- EDにはいくつかの原因があるが、40代男性は加齢とともに器質的な要因によるEDが増えていき、その中でも動脈硬化による血管の障害の割合が多くなる
- 40代男性にEDは動脈硬化による血管の障害や心因性のものが多いため、勃起しないというよりも勃起の維持が困難なことが多い
- 勃起自体は可能だが維持が難しい、硬さが足りないというようなEDはED治療薬の効果が高い
性欲の低下や、勃起が維持しづらくなったと感じている方は、ED治療薬で改善できる可能性があります。
当クリニックでは性感染症の治療のみならず、ED治療も承っておりますので、お気軽にご相談ください。
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