ペニスの勃起力を上げる方法とは?【医師監修】

公開日:2024年03月25日

更新日:2024年03月25日

EDコラム
ペニスの勃起力を上げる方法とは?【医師監修】
 
ペニスの勃起力を気にしている男性は多いです。特に勃起時の硬さや大きさは、性行為の際に重要で自分だけではなくパートナーにも関係します。ここでは勃起力はどのぐらい必要で、勃起力の維持や向上に必要なことを解説してきます。

一般的なペニスの大きさについて

ペニスの大きさに関して気にされている男性は多いかと思われますが、ペニスの大きさの平均値については諸説あり、はっきりした大きさはわかっていないのが現状です。ペニスの大きさの平均値を求める際に集められる集団にばらつきがあり、ペニスの大きさの計測法も自己測定が含まれたりと、信頼できる調査結果が存在しないのが原因です。そのため、混乱を避けるためにも本記事ではその調査結果に関して触れませんが、日本人のペニスは弛緩時で8cm程度、勃起時で13cm程度とされる結果が多いです。医学的には、腟内に挿入して射精して妊娠できれば問題としては捉えにくいため、明らかな発育不全でない限り問題ないとされており、そのこともはっきりした調査がされないことと関連していると思われます。性行為におけるペニスの機能として重要なのは膣内に挿入できることであり、そのためには勃起して維持する力が必要になります。

自分のペニスの勃起力を確認する方法とは

EDであるかどうかのスクリーニングとして、主に国際勃起機能スコア(SHIM)とアメリカで考案された勃起の硬さスケール(EHS)の2つが知られております。どちらも自身で気軽にチェックできるものになります。以下にこれら2つの項目を記載します。なお、これらの項目の確認の結果はEDの診断やその原因疾患に代わるものではありません。確認した結果、問題や異常がなかったとしても、ED治療薬を使いたい方やEDに関して不安や気になることがあれば医療機関を受診してED治療薬を使用してみることを推奨します。

国際勃起機能スコア(SHIM)

以下の項目の合計点が21点以下はEDの可能性があるとされています。実際には22点以上というのはかなり厳しい数値であると考えられます。ED治療薬の適応はED治療薬を使いたいと考えているときであると考えますので、点数に関わらずED治療薬を使いたい方は医療機関を受診してED治療薬を使うことを推奨します。

勃起してそれを維持する自信はどの程度ありましたか

非常に低い 1点
低い 2点
中くらい 3点
高い 4点
非常に高い 5点

 
性的刺激によって勃起した時、どれくらいの頻度で挿入可能な硬さになりましたか

性的刺激はなかった 0点
ほとんど、 又は全くならなかった 1点
たまになった (半分よりかなり低い頻度) 2点
時々なった (ほぼ半分の頻度) 3点
しばしばなった (半分よりかなり高い頻度) 4点
ほぼいつも、 又はいつもなった 5点

 
性交の際、挿入後にどれくらいの頻度で勃起を維持できましたか

性交を試みなかった 0点
ほとんど、 又は全く維持できなかった 1点
たまに維持できた (半分よりかなり低い頻度) 2点
時々維持できた (ほぼ半分の頻度) 3点
しばしば維持できた (半分よりかなり高い頻度) 4点
ほぼいつも、 又はいつも維持できた 5点

 
性交の際、性交を終了するまで勃起を維持するのはどれくらい困難でしたか

性交を試みなかった 0点
極めて困難だった 1点
とても困難だった 2点
困難だった 3点
やや困難だった 4点
困難でなかった 5点

 
性交を試みた時、どれくらいの頻度で性交に満足できましたか

性交を試みなかった 0点
ほとんど、 又は全く満足できなかった 1点
たまに満足できた (半分よりかなり低い頻度) 2点
時々満足できた (ほぼ半分の頻度) 3点
しばしば満足できた (半分よりかなり高い頻度) 4点
ほぼいつも、 又はいつも満足できた 5点

 

勃起の硬さスケール(EHS)

SHIMに対して、EHSはアメリカで開発されたより簡易的な指標です。Grade 0~4の分類は日本版語EHSになります。

陰茎は大きくならない 0 Grade 0
陰茎は大きくなるが、硬くはならない 1
豆腐
Grade 1
こんにゃく
茎は硬いが、挿入に十分なほどではない 2
剝いたバナナ
Grade 2
みかん
陰茎は挿入には十分硬いが、完全には硬くはない 3
剥いていないバナナ
Grade 3
グレープフルーツ
陰茎は完全に硬く、硬直している 4
キュウリ
Grade 4
りんご

 

自分のペニスの勃起力を上げる方法とは

勃起力を上げる方法に関して興味を持っている方も多いと思いますが、EDの治療以外で勃起力を根本的に改善するというのは難しいのが現状です。そしてEDの治療はED治療薬の服用が中心となります。しかし、勃起力を上げたいという方は以前と比較して勃起力が落ちたと感じていることがその理由として多いでしょうから、勃起力を維持したり低下を予防することは結果的にその後の勃起力を向上させることと同様の意義を持つと思います。

動脈硬化を予防する

EDには大きく分けて器質的要因と精神的要因がありますが、器質的要因として最も重要なものが動脈硬化になります。高血圧や加齢に伴って血管壁が硬くなり、細い血管が詰まりやすくなります。勃起は陰茎の血管が拡張して陰茎海綿体に血液が流れ込み、血液がうっ滞して貯留することで生じますが、動脈硬化が進行すると陰茎海綿体への血流が減ってしまうため勃起しにくくなります。高血圧の方は非高血圧の方と比較してEDになる方が多いことがと知られており、高血圧が重症になるほどEDの症状も悪化することが知られております。動脈硬化は高血圧や加齢以外にも脂質異常症や糖尿病などでも進行するので、動脈硬化になる要因がある方はその病気のコントロールが重要です。

肥満を改善する

肥満は動脈硬化の原因になるとともに、肥満によって脂肪細胞中のアロマターゼという酵素が血液中の男性ホルモン(テストステロン)を女性ホルモン(エストラジオール)に変換する反応が促進されて、勃起しにくくなります。また、肥満になると、脂肪細胞によりアディポカインという物質が増えてインスリンの作用である血糖を下げる働きが低下しますが、その結果としてインスリンの必要量が増えて、インスリンがより多く産生されます。インスリンもテストステロンをエストラジオールに変換するアロマターゼの活性を増加する作用があるため、勃起しにくくなります。肥満の改善は勃起力を向上させることにつながります。

※参照元

男性ホルモンの注射治療等のテストステロン補充療法を受ける

加齢などによりテストステロンが減少すると、性欲が減退したり疲れやすくなり、勃起もしにくくなります。これらは男性更年期障害と言われ、加齢とともにこのような症状を訴える方も増えていきます。男性更年期障害はテストステロンを注射する等のテストステロン補充療法を行うことで治療することができます。テストステロン補充療法により、性欲減退を改善することもできますし、疲れやすさや抑うつ気分の改善にも効果があるとされ、勃起もしやすくなるので勃起力の向上に役立つと言えます。

※参照元

ED治療薬を服用する

ED治療薬を使用することで勃起を促し、その維持を補助するため、勃起力も改善します。最も効果が高く確実な方法です。さらに、ED治療薬を服用して勃起力が向上するという成功体験を重ねることで、自信がついて精神的なEDが克服されてさらに勃起力が向上するという好循環になる可能性があります。また、ED治療薬の中でも狭義のバイアグラの主成分であるシルデナフィルに関しては、血中の男性ホルモン値が低い人はシルデナフィルの服用でその値が上がる可能性があるとされております。しかし、その結果としてシルデナフィルには精力剤のような効果があるのか、またED治療薬全般にそのような効果があるのかは不明です。

※参照元

ペニスの勃起力を上げる具体的方法4選

勃起力を上げる方法は、勃起力を下げる要因を避けたり予防することが重要です。ここではそのために普段からできることを記載していきます。

食事と生活習慣に気を付ける

勃起力を下げる、EDの原因になるものとして、高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満等があります。これらの進行を避けたり、予防することは勃起力を上げるために重要です。そのためにも、食事と生活習慣は重要です。具体的には過度な塩分摂取、脂質が多い食材や甘い食材の過剰な摂取を避ける、暴飲暴食を避けることです。また、睡眠不足は血中のテストステロン値が下がることも知られているため、睡眠不足で勃起しにくい方は十分な睡眠を取ることで勃起力が上がる可能性があります。勃起しにくい状態は性行為で自信を喪失しやすい状況でもあり、結果として精神的要因のEDにつながる可能性があります。精神的要因のEDは性行為の成功体験を重ねることで改善することがあるので、勃起力を上げる環境を作ることが勃起力の向上にもつながります。

※参照元

適度な運動する習慣を作る

勃起力を下げる、EDの原因になる高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満等の改善には適度な運動習慣も重要です。運動する習慣がない方は、激しい運動よりも週に2〜3回でも継続できる軽い運動や筋トレのようなものから始めることを推奨します。トレーニング等で身体を動かすことや、運動をする習慣を作る成功体験や、運動するために外に出ることは前向きな気持ちになれるので、その結果として勃起しにくい精神状態になるEDの精神的要因を避けることもできます。精神的要因のEDを避けることは、勃起力を上げる環境を作ることになり、継続的な勃起力の向上にもつながっていきます。

喫煙や飲酒を避ける

飲酒と喫煙は高血圧等の動脈硬化の重要な要因となります。そのため、喫煙と飲酒を避けることは勃起力の向上につながります。また、喫煙者は非喫煙者よりも2倍以上EDの罹患率が高いとされており、糖尿病においても2型糖尿病の罹患率が1.6倍高いとされているため、喫煙そのものがEDのリスクファクターであり、EDの要因を誘引する可能性も高いと考えられます。飲酒に関しては、アルコールは感覚鈍麻につながり勃起力を下げる要因になります。そして、アルコールはテストステロンをエストラジオールに変換するアロマターゼの活性を増加する作用があるので、飲酒の習慣も勃起力の減少につながります。喫煙や飲酒の習慣を改善することは勃起力の向上につながります。

※「喫煙」参照元
※「飲酒」参照元

自身に合ったED治療薬の選定

ED治療薬には複数の種類があり、使い方や効果も異なっております。自身の生活習慣や求める勃起力に合わせて、より適したED薬を正しい使い方で服用することがED治療薬による勃起力の向上に重要です。そして、ED治療薬を服用するためには、ED治療薬を服用できる状況であることが重要で、重症高血圧である方や狭心症や心筋梗塞や脳梗塞の既往があるとED治療薬を服用できない可能性があります。また糖尿病の進行は末梢神経障害を引き起こしますが、これもEDの大きな原因で、末梢神経障害があるとED治療薬でもEDの治療が難しいことがあります。ED治療薬は勃起力の向上に非常に有用な方法ですが、ED治療薬を服用できてその効果が発揮される状態であることが重要です。

ED治療薬が安全に服用できるか気になる方はこちら

勃起力向上にはED治療薬が効果的

勃起力の確実な向上に最も有効なものはED治療薬の服用です。ED治療薬は使用できるか確認した上で使用すれば、効果も高く安全に使用できる治療薬です。ED治療薬の導入と実際の使用において重要なことは、自身の使い方にあった治療薬の選択、その効果が発揮されやすく安全な使い方です。ED治療薬の効果や安全性は健康状態にも影響を受けるため、勃起力を上げたいと考えている方はED治療薬を服用するとともに、勃起力を上げる生活習慣や病気の改善を同時に行うことが重要です。

男性の性に関するご相談はノワール大宮クリニックへ

もし、勃起力を上げたいのでED治療薬をすぐに購入したい、ED治療薬の購入や使用に不安があると、少しでも感じた方は、当クリニックでもED治療薬の処方は可能ですので、お気軽にご相談ください。ED治療薬の効果は非常に高く、使用できる方が使用する場合は安全に使用できます。また、EDで悩んでいる方以外も、ED治療薬を使うことができ、快適な性生活の補助を行うことができます。

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まとめ

今回は「ペニスの勃起力を上げる方法」について解説しました。

  • 性行為におけるペニスの機能として重要なのは膣内に挿入できること
  • 勃起力を確認する指標はあるが、指標は気にせずにEDか気になる場合やED治療薬を使いたい場合は医療機関を受診してのED治療を推奨する
  • 勃起力を上げるには勃起力を下げる要因を取り除くこと、ED治療を受けることが効果的である
  • 勃起力を上げるには普段の生活習慣の積み重ねが重要である
  • 勃起力の確実な向上に最も有効なものはED治療薬の服用であり、ED治療薬が効果を発揮しやすい状態は勃起力を上げる生活習慣や病気の改善とも関連している
執筆者:成田 学史
ノワール大宮クリニック院長(医師)
2014年(平成26年)北海道大学医学部医学科卒業
日本性感染症学会 会員
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    9:00~13:00 /
    日・祝 / /
    日祝休み
    水土は不定休(HPで確認をお願いします)
    当月の休診日:
    ・3月は3, 6, 10, 13, 17, 20, 24, 27, 31
    ・4月は3, 7, 10, 14, 17, 21, 27, 28, 29, 30 が休診日となります。
    上記以外のお時間が希望の場合は一度ご連絡いただけると幸いです。
    ご了承のほどお願い申し上げます。

    ※時間通りに受診したい方はご予約をお願いいたします。
    ※当日受診も受け付けております。
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