EDの初期症状にはどんなものがある?進行する前に改善する方法も紹介

公開日:2024年06月24日

更新日:2024年06月29日

EDコラム
EDの初期症状にはどんなものがある?進行する前に改善する方法も紹介
 
EDになるかもしれない、既にEDになっているかもしれないという不安を抱えている方は多いです。
その不安の解消には、EDは実際にどのような症状なのかという「EDの定義」とEDがどのように発症するのかという「EDの原因」を正確に理解した上で、どのように対策し治療するかを知ることが重要です。
ここではEDの定義と症状と原因、そしてその対策や治療について解説していきます。

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自分ってもしかしたらEDかも?

ED(勃起障害)の定義は性行為の際に十分な勃起が得られないか、性行為を行うために十分な勃起を維持できない状態のことです。
以下のような症状はEDに該当します。

・性的刺激によっても勃起が起きにくい、またはまったく勃起しない
・勃起はするが性行為を行うのに十分に維持できない
・勃起するが性交を行うのに十分な硬さがない
・性欲はあるが勃起自体が困難で性交を避けるようになる

まったく勃起しない状態をEDであると想像する方も多いかもしれませんが、必要な際に十分な勃起が得られないか勃起を維持できない場合は全てEDに該当します。
勃起や挿入ができても性交中に維持できない「中折れ」もEDの一種です。
多くの場合は勃起に問題ないがこのような症状になったことがある、またはこのような症状になる不安を抱えている場合はEDの初期症状かもしれません。
EDは治療により改善可能な場合が多いので、気になる症状があれば、早めに医師へ相談しましょう。

主なEDの初期症状

EDに初期症状があるというよりは、EDかもしれないと感じた時点でEDである可能性が高いです。
EDになる要因が症状として表れている場合は現状はEDではなくても今後EDになる可能性があり、EDかもしれないと思うような症状は既にそれ自体がEDであることが多いですが、それらの状況を「EDの初期症状」として以下に記載します。本来はEDには初期症状はないが「EDになる要因がある人」と「EDの自覚がない人」はEDの入口であるという点でEDの初期症状であるとします。

朝立ちしないことが増えた

睡眠中に性的な興奮とは関係のない状態で勃起する夜間陰茎勃起現象がという現象があります。
朝起床した際にこの勃起が維持されているものが俗にいう朝立ちになります。
EDの器質的要因である「血管の障害」や「神経の障害」が加齢や抱えている病気により生じると、ペニスへ勃起に必要な血液の供給がされなくなることで勃起そのものが起きにくくなるため、朝立ちも起きにくくなります。
朝立ちしないことが増える時は身体が勃起が起きにくい状態になっている可能性があり、EDの初期症状の可能性があります。

性欲が減少した

加齢とともに男性ホルモンの一種であるテストステロンの体内での生成と分泌は減少しますが、その影響で性欲が減少していきます。
性欲が減少すると性行為への意欲も減少するため、勃起が起きにくくなることが考えられます。
性欲減退によるEDは性行為への意欲が減少した心理的な要因とも言えますが、このことからも性欲が減少しているというのはEDの初期症状の可能性があります。

性行為への自信が以前よりなくなっている

性欲減退により性行為への意欲が減少するだけでなく、性行為の頻度が減ることで自信もなくなる可能性があります。
このことからも性行為への自信が以前よりなくなっている場合はその原因に性欲減退があり、EDの初期症状である可能性があります。
また、性行為の自信がなくなっている背景にEDそのものが存在することも挙げられます。
自分はEDではないと認識していても、勃起しなかった経験や勃起しても十分な勃起が得られなかった経験や性行為中の勃起の維持が難しい経験があったことにより、性行為の際に強いストレスを抱えたり自信がなくなる場合があります。
この場合はEDの初期症状というよりも、自分でEDではないと認識しても既にEDとなっている状態です。
これらのことから、性行為への自信が以前より無くなっている場合はEDの初期症状やEDである可能性があります。

挿入は可能だが硬さが不十分に感じる

挿入は可能だが以前と比較して硬さが不十分に感じる場合は、今後は勃起しても挿入困難なEDの状態となる可能性があり、EDの初期症状と言えます。
加齢とともに勃起しにくくなったり、精神的な問題で安定した勃起が難しくなって、まだ挿入は可能だが挿入が以前より難しくなっている状態です。
このような悩みを抱えている方には場合によっては挿入困難な時もあったりと既にEDであることもあります。
また、症状が進行すると硬さがさらに失われていき、挿入できなくなることもあります。
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中折れするようになった

EDの定義に「勃起はするが性行為を行うのに十分に維持できない」というのがあります。
中折れとは「性行為中に勃起を維持できず萎えてしまうこと」であり、EDの一種になります。
中折れが起きるようになった場合は既にEDと言えますし、最近中折れするようになったと感じているようであれば気がつかない間にEDが発生するようになったという点でEDの初期症状であると言えます。
中折れの原因が何であれ、この症状が進行すると勃起自体が困難になる可能性があり、より深刻なEDの初期段階という点でもEDの初期症状と言えます。
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ED症状のセルフチェックリスト

EDであるか自身での確認方法として、国際勃起機能スコア(SHIM)が役立ちます。
自分でセルフチェックできるものです。
合計点が21点以下はEDの可能性があるとされていますが、実際には22点以上はかなり厳しい数値です。
そして、これらの項目の確認の結果はEDの診断やEDの原因疾患の特定に代わるものではありません。
確認した結果、問題や異常がなかったとしても、ED治療薬の適応はED治療薬を使いたいと考えているときです。
点数に関わらずED治療薬を使いたい方やEDに関して不安や気になることがあれば医療機関を受診してED治療薬を使用してみることを推奨します。

合計点 EDの重症度
1~4点 性交渉の機会がないため判定不可
5~7点 重度
8~11点 中等度
12~16点 軽度~中等度
17~21点 軽度
22~25点 EDではない

 
以下がその確認する項目になります。

勃起してそれを維持する自信はどの程度ありましたか

非常に低い 1点
低い 2点
中くらい 3点
高い 4点
非常に高い 5点

性的刺激によって勃起した時、どれくらいの頻度で挿入可能な硬さになりましたか

性的刺激はなかった 0点
ほとんど、 又は全くならなかった 1点
たまになった (半分よりかなり低い頻度) 2点
時々なった (ほぼ半分の頻度) 3点
しばしばなった (半分よりかなり高い頻度) 4点
ほぼいつも、 又はいつもなった 5点

性交の際、挿入後にどれくらいの頻度で勃起を維持できましたか

性交を試みなかった 0点
ほとんど、 又は全く維持できなかった 1点
たまに維持できた (半分よりかなり低い頻度) 2点
時々維持できた (ほぼ半分の頻度) 3点
しばしば維持できた (半分よりかなり高い頻度) 4点
ほぼいつも、 又はいつも維持できた 5点

性交の際、性交を終了するまで勃起を維持するのはどれくらい困難でしたか

性交を試みなかった 0点
極めて困難だった 1点
とても困難だった 2点
困難だった 3点
やや困難だった 4点
困難でなかった 5点

性交を試みた時、どれくらいの頻度で性交に満足できましたか

性交を試みなかった 0点
ほとんど、 又は全く満足できなかった 1点
たまに満足できた (半分よりかなり低い頻度) 2点
時々満足できた (ほぼ半分の頻度) 3点
しばしば満足できた (半分よりかなり高い頻度) 4点
ほぼいつも、 又はいつも満足できた 5点

EDの初期症状に気づいたら対策すべきこと

自分はEDになるかもしれない、既にEDかもしれないと感じられた際は、対策を何もせずに改善するというのは困難です。
EDの対策に興味を持っている方も多いと思いますが、対策としてEDの治療を実施する以外での改善は難しいのが現状で、EDの治療はED治療薬の服用が中心となります。
しかし、EDの対策をしたいと考えている方は以前と比較して勃起力が落ちたと感じていることがその理由として多いと思われます。
そのため、EDの対策は勃起力の低下を予防することと同様であると考えます。
以下にその予防法としてのEDの対策を記載します。

動脈硬化の予防

EDとなる要因には大きく分けて器質的要因と精神的要因があります。
その中で器質的要因で最も重要なものが動脈硬化になります。
加齢や高血圧に伴って血管壁が硬くなり、細い血管が詰まりやすくなりますが、勃起は陰茎の血管が拡張して陰茎海綿体に血液が流れ込み、血液がうっ滞して貯留することで生じるため、動脈硬化が進行すると陰茎海綿体への血流が減ってしまい勃起しにくくなります。
動脈硬化は加齢や高血圧以外にも脂質異常症や糖尿病などで進行します。
動脈硬化の要因をコントロールして動脈硬化を予防することはEDの対策として非常に重要です。

肥満の改善

肥満は動脈硬化の原因でもありますが、肥満になると脂肪細胞中のアロマターゼという酵素が血液中の男性ホルモン(テストステロン)を女性ホルモン(エストラジオール)に変換する反応を促進するため、勃起しにくくなります。
また、肥満になると脂肪細胞はアディポカインという物質を増やしますが、アディポカインはインスリンの作用である血糖を下げる作用を抑制します。
その結果としてインスリンの必要量が増えるためインスリンが多く産生されて分泌されますが、インスリンもテストステロンをエストラジオールに変換するアロマターゼの活性を増加する作用がありますし、インスリンは動脈硬化も促進します。
これらの理由から肥満はEDの原因であるため、肥満の改善はEDの対策になります。
※参照元

飲酒や喫煙を避ける

飲酒と喫煙は高血圧等の動脈硬化の重要な要因です。
喫煙者は非喫煙者よりも2倍以上EDになりやすいとされ、2型糖尿病の罹患率も非喫煙者の1.6倍とされております。
アルコールは感覚鈍麻につながり飲酒により勃起しにくくなります。
さらに、アルコールはテストステロンをエストラジオールに変換するアロマターゼの活性を促進するので、飲酒の習慣があると勃起しにくくなります。
喫煙と飲酒はEDのリスクファクターと言えますので、飲酒や喫煙を避けることはEDの対策になります。
※「喫煙」参照元
※「飲酒」参照元

テストステロンの減少を回避する、外的に補充する

加齢などが原因でテストステロンが減少すると性欲が減退したり疲れやすくなりますが、その結果として性行為への意欲もなくなって勃起もしにくくなります。
また、強いストレスがかかると体内でのテストステロンの分泌が抑制されることが知られております。
さらに、ストレスが全く感じない環境下ではモチベーションや行動力もなくなりますが、テストステロンが必要なくなるため、テストステロンが減る可能性があります。
強いストレスがある場合はその発生源を特定し自身の生活から除去したり遠ざけることが重要ですし、ストレスが全くない生活をしている場合は趣味等の好きなことでもいいので行動の動機付けにより快適な範囲で負荷をかけることがテストステロンを減らさないために重要です。
十分な睡眠や運動する習慣を作ることでそのような生活も実現しやすくなります。
また、テストステロン補充療法というテストステロンを注射等の方法で外的に補充することもできます。
加齢とともにテストステロンは減少していきますが、その減少の対策はEDの対策につながります。
※「睡眠」参照元
※「運動」参照元

ED治療薬を服用する

ED治療薬を服用すると勃起が促され、その維持も補助されるため、EDは改善します。
ED治療薬はEDを改善しますが、その結果として性行為の成功体験を重ねていくことができます。
勃起の導入と維持が容易になることは性行為への失敗したらどうしようという不安やストレスから解放されるため、自信につながり精神的なEDの改善も期待できます。
また、ED治療薬のであるバイアグラの主成分であるシルデナフィルに関しては、血中のテストステロン値が低い人はシルデナフィルの服用でその値が上がる可能性があるとされており、テストステロンの減少を改善する可能性もあります。
しかし、シルデナフィル自体にテストステロンを増加させる効果があるのか、またシルデナフィル以外のED治療薬にもそのような効果があるのかは不明です。
ED治療薬の服用はEDの改善に最も効果が高く確実な方法ですが、EDの初期症状がある場合やEDへの対策としても重要で確実な方法です。
※参照元

EDが治るきっかけはある?

EDの原因に関しては主に「器質的要因」と「精神的要因」があります。
器質的要因に関してはその要因が可逆的なものと不可逆的なものがあり、可逆的なものは主に動脈硬化等の血管の障害によるものの一部で、不可逆的なものは糖尿病性末梢神経障害等の神経が障害されるものが主要因です。
器質的要因の可逆的なものであれば、現在EDであってもEDの対策によってある程度の改善が見込めますし、ED治療薬の服用での治療も可能です。
さらに、精神的要因によるEDであればその精神的要因を特定して除去することでも改善できますが、器質的に問題がないためED治療薬による治療効果は非常に高いです。
このように、EDが治るきっかけはあると言えますが、実際にEDを治すのに最も確実な方法はED治療薬を服用することです。

EDに関する相談は"ノワール大宮クリニック"

EDの初期症状なのか悩んでいる、EDの対策をしたい、しかし治療薬の購入や使用に不安がある方は当クリニックにてED治療薬の処方は可能ですので、お気軽にご相談ください。
ED治療薬の効果は非常に高く、使用できる方が使用する場合は安全に使用できます。
また、EDで悩んでいる方以外でED治療薬を使ってみたいという方もED治療薬は安全に使うことができ、快適な性生活の補助をすることができます。
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まとめ

今回は「EDの初期症状とその対策」について解説しました。

  • 必要な際に十分な勃起が得られないか勃起を維持できない場合は全てEDに該当する
  • EDになる要因が症状として表れている場合は現状はEDではなくても今後EDになる可能性があり、EDかもしれないと思うような症状は既にそれ自体がEDであることが多い
  • EDセルフチェックリストにて異常がなかったとしても、ED治療薬は使いたいときに使える
  • EDの可能性を感じられた際は、対策を何もせずに改善するというのは困難で、ED治療薬の使用と勃起力の低下の予防策がその対策の中心となる
  • EDの原因がある場合はその除去と予防で改善を見込める
  • EDの治るきっかけで最も重要なことはED治療薬の使用で、多くの場合はED治療薬による治療効果は高くEDを治すのに最も確実な方法である

 
EDの可能性を感じている方は、ED治療薬により改善できる可能性があります。
当クリニックでは性感染症の治療だけでなく、ED治療も承っておりますので、お気軽にご相談ください。

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執筆者:成田 学史
ノワール大宮クリニック院長(医師)
2014年(平成26年)北海道大学医学部医学科卒業
日本性感染症学会 会員
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