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EDコラム
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心因性EDとは?原因やなった場合の治し方などを徹底解説!
公開日:2024年11月01日
更新日:2024年11月06日
心因性EDとは身体の器質的な要因がないEDで、EDの原因が心理的・精神的なものと考えられるEDです。
身体に問題があるわけではないため、ED治療薬は高い効果を発揮する可能性が高く、治療は難しくないことが多いです。
そして、ED治療薬を使用することで性行為の成功体験を重ねていき、心因性EDを克服できる可能性もあります。
ここでは心因性EDについて、解説していきます。
目次
心因性EDとは
器質的な要因がないEDで、EDの原因が心理的・精神的なものと考えられるものを心因性EDと言います。
心因性EDの重要な点は身体の器質的な要因によるEDとは異なり、身体的に何か問題があるわけではないことです。
身体に問題がないため、「勃起はするが不安定」や「特定の相手や場面で勃起しない」や「朝立ちはするが性行為は困難」というように、機能としての勃起は問題ないことが重要です。
器質性EDとの違い
器質性EDとは身体の器質的要因によるEDです。
心因性EDの場合は、まずはEDとなる身体の器質的要因がないことが重要です。
EDがある場合は、まずは原因として身体にEDとなる器質的要因や健康状態を考えて、それがない場合に心因性EDであると判断します。
器質性EDに心因性EDが重複することはありますが、身体の器質的要因による可能性を除外せずにEDの原因を安易に心因性であると判断することは、原因を間違えてしまう可能性があります。
心因性EDの原因とは?
心因性EDの原因には大きく分けて3つの原因があります。
ここではその3つの原因に関して解説していきます。
1:現実心因
日常生活で起こり得るストレスに起因しているものを現実心因と言います。
例として、職場や私生活でのストレスや心配事等の性行為と直結しないことから、性行為の経験が少ないことによる不安や焦り、性行為をしなければいけないという重圧等が挙げられます。
このようにストレスを感じている状況だと、性的興奮もしにくくなり、勃起が生じづらくなります。
また、勃起したとしても硬さが不十分だったり、途中で萎えてしまう「中折れ」も起きやすくなります。
2:深層心因
現実心因のような日常生活のストレスとは異なり、心の奥底に深く潜んだ心因を「深層心因」と呼びます。
過去の性行為の際の失敗やホモセクシュアル等の個人の性的趣向に基づくものから、幼少期の経験に基づくものまでその原因は様々です。
女性や女性器への苦手意識があって勃起が生じないという場合もあります。
このような状況では現実心因と同様に性的興奮もしにくくなり、勃起が生じづらくなりますし、途中で萎えてしまう「中折れ」にもつながります。
3:精神疾患
抑うつ気分だと現実心因で説明したように性的興奮が起きにくくなったり性欲が減退しますが、うつ病となってしまうと同じような状況になります。
うつ病で最も重要な点は「抑うつ気分が2週間以上持続していること」であり、このような状況だと性欲もなくなってしまいます。
また、向精神薬(中枢神経に作用し精神機能に影響を及ぼす薬物の総称)には薬剤性EDを起こすものもあります。
心因性EDの治療方法
心因性EDはED治療薬の効果が出やすいです。
そして、それ以外の治療法は難しいのが現状です。
ここでは治療法に関して解説していきます。
1:ED治療薬
心因性EDは身体の器質的要因がないことが前提なので、ED治療薬の効果が出やすいです。
そして、それ以外の治療法は難しいことも多いですが、理由として身体に問題がない代わりにEDの原因の特定が難しく、特定できても除外することが難しいこともあるからです。
ED治療薬の服用により性行為の成功体験を重ねること自体が、性行為に対するストレスを軽減して心因性EDの克服につながる可能性もあります。
ED治療薬は多くの方が安全に使用できる治療薬で、使用のデメリットもほとんどないことから、深く考えずにED治療薬による治療を実施することが重要です。
性欲そのものがない、性行為そのものがしたくない、身体の器質的要因により勃起そのものが生じない、このような場合にはED治療薬は効果を発揮できない可能性が高いですが、それ以外が原因であるならED治療薬は高い効果を発揮します。
身体の器質的に問題がない以上はED治療薬が効きやすく、勃起の導入があればED治療薬が維持を補助するため、成功体験を重ねやすくなります。
2:心理療法
心因性EDはEDとなる身体の器質的要因がないこと、その原因の特定が難しいこと、原因が単一ではなく複数の要因が複雑に関与することがあることから、ED治療薬なしでの治療が難しいです。
ED治療薬以外での治療として認知行動療法等の心理療法があります。
認知行動療法は自身の思考などの認知を修正して行動に働きかける治療です。
どのような心理が原因で心因性EDになっているか自身で理解して、原因への認識を変えることで克服することを狙います。
しかし、原因が判明しても原因が本人の性格や趣向に起因する場合は、原因に対する治療が困難であることも多いです。
この場合は本人は本心では改善したくないと思っている可能性もあるため、治療が難しいだけでなく、治療の対象とならないと言えるかもしれません。
また、性行為の成功体験を重ねること自体が性行為への認識を変えることとなり、それ自体が心理療法と言えるので、性行為を成功させるための手段として、ED治療薬を使うことの方が治療として重要と言えます。
3:パートナーとの話し合い
パートナーの不安が本人に伝わると、焦りやストレスが大きくなって心因性EDは悪化する可能性があります。
1人で悩まずに、2人で話し合いパートナーの理解を得ることが重要です。
心因性EDは本人が性行為への意欲があるなら、身体の器質的要因がない以上はED治療薬は高い効果を発揮します。
そのため、パートナーもED治療薬の使用を理解する、パートナーから推奨するということも心因性EDの治療に重要です。
心因性EDによくあるQ&A
心因性EDを自力で克服する方法はある?
心因性EDはEDとなる身体の器質的要因がないこと、その原因の特定が難しいこと、原因が単一ではなく複数の要因が複雑に関与することがあること、原因が判明しても原因に対する治療が困難であることが多いことから、自力での克服は難しいと思われます。
心因性EDの克服は性行為の成功体験を重ねることですが、既にEDがあることで性行為自体が難しいと克服しようがありません。
また、EDの原因が心因性であると安易に決めつけると、他にEDとなる原因がある可能性を除外したり、心因性で除外できる原因がある際に原因を見逃すことにもつながります。
そのため、心因性EDの治療では、原因があるならまずは原因を除去する必要がありますし、そして性行為の際は事前にED治療薬を使用することが最も効果が高く簡単な治療になります。
心因性EDは治らないこともある?
性行為そのものをしたくない、性行為自体が嫌いであるというのが心因性EDの原因であるならば、治療は難しいです。
もっとも、性行為をしたくないのにできるように治療しようという方はいないと思われるので、治療対象にならない以上はあまり問題となりません。
したくないことをできるように自分や他人を変えようと思う必要はないと考えます。
それ以外の心因性EDは多くの場合は克服可能で、ED治療薬により治療しやすい場合が多いです。
心因性EDに薬が効かないこともある?
性欲がなく性行為への意欲そのものがない、性行為時に緊張しすぎて勃起しないという場合以外は、ED治療薬はほぼ効果があると考えられます。
ED治療薬は勃起の導入と維持の補助をする治療薬です。
そのため、性行為をする気がない方や勃起そのものが起きない方には治療薬が効果を発揮しづらくなります。
うつ病や抑うつ気分になると性欲そのものがなくなる傾向があり、まずは原因の治療の方が重要でしょう。
性欲がないなら行為も起きないと考えられ、治療薬によってもEDを改善することが難しいです。
身体にEDとなる器質的要因がなく、性欲があるのにEDにより性行為が難しいと感じているのであれば、ED治療薬は効くと考えられます。
ED治療薬が効く可能性が高い状況で効果が出ない場合は、ED治療薬の服用方法が間違っている可能性があるため、正しい服用方法が重要です。
彼氏・夫が心因性EDになった場合の正しい接し方は?
パートナーがEDとなった場合は、相手を責めずに一緒に解決する方法を考えると治療につながりやすいです。
EDの原因が心因性なのかある程度特定し、心因性であれば相手を責めずにED治療薬を服用する等の治療へ前向きな姿勢を見せることが早期の解決に重要です。
相手を責めると性行為へのストレスが強くなり、心因性EDは悪化する可能性が高いです。
身体にEDとなる器質的要因がないのであれば、ED治療薬による改善は難しくないため、一緒に治療を受ける認識であれば改善は難しくないと考えます。
男性の性に関するご相談はノワール大宮クリニックへ
自身が心因性EDではないかと不安がある方は、当クリニックでもED治療薬の処方による心因性EDの治療は可能ですので、お気軽にご相談ください。
心因性EDへのED治療薬の効果は非常に高く、使用できる方が使用する場合は安全に使用できます。
また、EDでお悩みでなくともED治療薬を使ってみたいという方はED治療薬は安全に使うことができ、快適な性生活の補助をすることができます。
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まとめ
今回は「心因性EDとは?原因やなった場合の治し方」について解説しました。
- 心因性EDは身体の器質的な要因がなく、その原因が心理的・精神的なものと考えられるEDである
- 身体の器質的には問題ないため、ED治療薬も効果が出やすい
- EDとなる原因が特定できる場合は、まずはその原因を除去することが重要である
- 原因の特定には、まずはEDの原因が心因性であると決めつけないことが重要である
- 心因性EDの原因は特定が難しく、特定しても複雑だったり除去困難であることも多い
- 心因性EDの克服は多くの場合で性行為の成功体験を重ねることが重要で、ED治療薬を使用することで克服できる可能性がある
EDの原因が心因性である場合は、ED治療薬の効果は高く、治療で改善できる可能性があります。
当クリニックでは性感染症の治療のみならず、ED治療も承っておりますので、お気軽にご相談ください。
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