男性の精力を増進する方法とは?テストステロンとの関係性を徹底解説!

公開日:2024年05月25日

更新日:2024年10月24日

EDコラム
男性の精力を増進する方法とは?テストステロンとの関係性を徹底解説!
 
男性の精力は主に男性ホルモンであるテストステロンにより影響を受けます。
テストステロンの体内での生成量は20代がピークとなり、加齢とともに減少しますが、それに伴って精力も減退していきます。
ここでは精力をどのようにキープしたり、上げる方法や下がらないように管理する方法に関して解説していきます。
また、市販の精力剤やサプリメントについても解説します。

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男性の精力が衰える理由は”テストステロン”の減少?

テストステロンとは男性ホルモンの一種です。
そして、男性ホルモンの95%程度がテストステロンになるので、テストステロンは実質的に男性ホルモンであると認識することができ、ここではテストステロンとは男性ホルモンであるとします。
テストステロンは男性において主に陰嚢内の精巣で生成されます。テストステロンは精子の生成や筋肉の発達、骨の成長、体毛など、男性らしい体の特徴をつくる働きをします。
また、性欲を高める効果もありますし、記憶力、集中力にも影響を与えます。
加齢とともに体内でのテストステロンの生成は減少していきますが、その結果として性欲の減退、勃起不全(ED)、筋肉量の減少、疲れやすさ、気分の低下やイライラ、集中力の低下、体重増加、睡眠障害などが起きることがあります。

テストステロン減少のシグナルと精力以外への影響

加齢とともにテストステロンが減少していくと性欲の減退や勃起不全(ED)等の男性の性機能だけでなく、記憶力の低下、集中力の低下、気分の低下や不安定、疲れやすさ、筋肉量の減少、体重増加、睡眠障害等の症状が出てくることがあります。
これらは男性更年期障害と言われ、特に40代以降で出現しますが、若い世代でも現れることがあり、テストステロン減少のシグナルと言えます。
テストステロンが体内で生成される量は20~30代がピークとされており、この時期の男性は人生で最も活力がある時期といえます。
その後、40代以降になってくるとテストステロンの生成される量が減少していきます。
そのため、加齢とともに活力が減ってきたと感じられる方はテストステロンの減少が原因の可能性があります。
また、テストステロンの作用により不安が軽減される可能性もあります。
そして、テストステロンが減少すると抑うつ気分になりやすいことが知られています。
これらのことから、加齢とともに気分が低下してきていると感じる方は自身の外の問題の外的要因よりもテストステロンが減少する内的要因による可能性もあります。
抑うつ状態の人ではテストステロンの生成が減少していることも知られており、気分が上がらない状態が続くことでさらにテストステロンが減っていく可能性があります。
※参照元

テストステロン値が高いとモテるのは本当?

テストステロンは男性らしい体の特徴をつくる働きがあるだけでなく、集中力、記憶力、性欲にも関連します。
そのため、テストステロン値が高いと精力が高くなり、前向きで行動力も高くなります。
また、テストステロンが高いとリスクがある行動もとりやすくなるとされ、危険であったり困難があったとしても、達成することで大きな成果が得られると予想される状況下で決断力や行動力を発揮しやすくなります。
これらのことから、テストステロン値が高いことは身体的な特徴を作ったり性欲を上げるだけでなく、社会的成功にも結び付く確率を高めると考えられます。
さらに、テストステロン値が高いと成功しやすくなるだけでなく、成功することでさらにテストステロン値を上げるポジティブフィードバックのようなものもあると考えられております。
そのため、成功していると感じられるとテストステロン値も高くなります。
前向きで行動力があり、社会的に成功しやすい人や既に成功していると感じられる人の方がモテる傾向があるため、テストステロン値は高いとモテやすくなり、モテている人はテストステロン値が高くなりやすいと考えられます。
※参照元

テストステロンを増やし、男性の精力を増進する方法は?

テストステロン値が高いと精力が高くなり、身体的にも精神的にも男性に様々なメリットがあります。
加齢とともにテストステロンの生成が減少していきますが、その際にもテストステロンの効果を発揮するために増やす方法を考えていきたいと思います。

ストレスを管理する

ストレスの増減は、テストステロンの生成に大きな影響を与える可能性があります。
強いストレスがかかると、体内でコルチゾールというホルモンが増えますが、コルチゾールが増えるとテストステロンの分泌が抑制されます。
また、ストレスが全く感じない環境下ではモチベーションもなくなりますが、その結果として行動力もなくなりテストステロンが必要なくなるため、テストステロンが減る可能性があります。
強いストレスがある場合は、ストレスが発生している原因が何か、何にストレスを感じているのかを判明させ、それを自身の生活から取り除いてしまうことがテストステロンを増やすことにつながります。
ストレスの発生原因を完全に除去するのは難しい場合もありますが、可能な場合はストレスを容易に軽減できます。
ストレスが全くない生活をしている場合はテストステロンの減少を避けるためにも、趣味でも好きなことでも何でもいいので、行動の動機付けを行って、快適な範囲で負荷をかけることが重要です。
このように、体への負荷としてのストレスを適切に管理することがテストステロンを増やすことにつながります。

肥満の改善

肥満になると脂肪細胞中のアロマターゼという酵素が活性化されます。
アロマターゼは血液中のテストステロンをエストラジオール(女性ホルモン)に変換する酵素ですが、この作用によりテストステロンは減少します。
また、アディポカインという脂肪細胞が産生し分泌する様々な生理活性物質がありますが、肥満になると脂肪細胞は大型化しTNF-αというアディポカインの生成を促進します。
TNF-αはインスリンの作用である血糖を下げる働きが低下しますが、
その結果としてインスリンの必要量が増えて、インスリンがより多く産生され分泌されます。
インスリンもテストステロンをエストラジオールに変換するアロマターゼの活性を増加する作用があるため、テストステロンは減少します。
肥満の改善はテストステロンを増やすことにつながります。肥満に最も関係があるのは食事習慣なので、食生活を改善することから始めるのが良いでしょう。

飲酒と喫煙を控える

アルコールも肥満と同様にテストステロンをエストラジオールに変換するアロマターゼの活性を増加する作用があるので、飲酒によりテストステロンは減少します。
また、お酒に含まれるアルコールであるエタノールとその代謝物であるアセトアルデヒドは、精巣のライディッヒ細胞というテストステロンを作る細胞を傷害しますし、脳の視床下部に作用して精巣を刺激するホルモンである性腺刺激ホルモンの産生と分泌を抑制するため、体内のテストステロンが減少します。
喫煙に関しては、タバコに含まれるニコチンはテストステロンの分解を阻害するため血中のテストステロン値は高くなるとされますが、非喫煙者と比較して喫煙する習慣がある人のテストステロンは減少するという報告もあります。
そして、喫煙は動脈硬化の重要な因子ですが、動脈硬化はEDの主要な器質的要因であるため、EDになり性的な活動量が減ること自体がテストステロンを減らす可能性があります。
以上のように、飲酒と喫煙はテストステロンの減少につながるため、どちらもその習慣をやめることがテストステロンを増やすことにつながります。
※「飲酒」参照元
※「喫煙」参照元

運動する習慣を作る

運動する習慣を作ることは、肥満の改善や予防につながります。
また、運動そのものや運動のために外出することはストレスの軽減にもつながります。
このように軽い運動の習慣はテストステロンを減少させる原因の改善に有効なので、テストステロンを増やすことにつながります。
そして、より激しい運動では運動した後にテストステロンが増えるとされており、強度が上がると運動そのものがテストステロンを増やす効果を期待できます。
運動は一時的に行うのではなく習慣化することが重要なので、強度や内容にこだわるよりも、自身が好きで続けやすいものから始めるのが良いでしょう。
※参照元

十分な睡眠

睡眠不足はテストステロンを減少させます。
また、睡眠不足ではストレスが増えることで、テストステロンの分泌を抑制するコルチゾールが増える可能性もあるとされています。
そのため、十分な睡眠を確保することでテストステロンを増やすことができます。
さらに、睡眠不足が続くとストレスや疲れからも勃起しにくくなり精神的な要因によるEDにもつながりますが、性行為をする習慣がなくなること自体がテストステロンを減少させる可能性があるため、EDになりにくい生活習慣はテストステロンを増加させる可能性があると言えます。
睡眠不足の解消と疲労の軽減はストレスの減少にも関係があります。
これらからも、テストステロンを増加させるために十分な睡眠は重要です。
※参照元

テストステロン補充療法を受ける

加齢とともにテストステロンは減少していきますが、テストステロンを外的に補充することでテストステロンを増やすこともできます。
テストステロン補充療法はテストステロンの成分を含む注射薬、外用薬、内服薬で治療しますが、日本では注射薬と外用薬が利用されることが多いです。
テストステロン補充療法は男性更年期障害の治療であり、気分の安定、筋肉の増強、性機能の正常化への効果が期待できます。
副作用が出ることがありますが、治療中は血液検査等で副作用を確認することができます。
そして、副作用が心配な場合や副作用が出た場合はその対策もできます。
テストステロン補充療法はテストステロンを増やし、精力を増進させて、生活の質も向上します。
【テストステロン補充療法についてはこちら】

テストステロンをサプリメントで補給することはできる?

テストステロンの成分を含むサプリメントは日本にはないので、サプリメントの補給でテストステロンは増えません。
また、テストステロンを増やすような効果があるサプリメントはありません。
テストステロンを外から補給するのはテストステロン補充療法という治療になり、注射薬や外用薬だけでなく、サプリメントのように内服薬を利用してテストステロンを増やすことができます。
テストステロンを外的に補給することは病院やクリニック等の医療機関で実施する必要があります。

男性の精欲増強のために、精力剤を使うのはアリ?ナシ?

市販の精力剤はありますが、精力剤の使用によって精力が増進する感覚となるのは、精力剤中のカフェインの覚醒作用によると考えられます。
カフェインには覚醒作用があるため、眠気や倦怠感の解消に効果があるからです。
市販の精力剤を使用することで気分的に精力が増進したように感じられて、私生活も充実するのであれば好きなものを使用すると良いと考えます。
このような精力剤は治療薬ではなく嗜好品的な物です。
使用に関してデメリットはあまりないため、当院はその使用に関して推奨も反対もしておりません。

精力剤の選び方・注意点

精力剤に効果が感じられる場合、その効果の本態はカフェインの覚醒作用です。
カフェインには眠気覚ましや運動能力の向上、疲労回復、記憶力向上などの効果があるとされております。
注意点として、カフェインには耐性があるため、摂取する習慣があるとすぐに効果が感じられなくなる点です。
そして、カフェインの最大摂取量は400 mg/日までとされているため、精力剤を1日に複数回飲まれる方は精力剤中のカフェインの量も注意した方がいいでしょう。
カフェイン400mgを1日で摂取するには精力剤や缶コーヒーを数本飲む必要があるため、摂取量の上限はほとんどの方はあまり気にしなくていいかもしれません。
カフェインの耐性に関しては毎日飲むだけで効きにくくなる可能性があります。
【精力剤よりも適切に効果を実感したい方にはバイアグラ】
【ED治療薬の比較!勃起力・持続力・即効性を解説】

男性の性に関するご相談はノワール大宮クリニックへ

精力(性欲・やる気の減退)の減退を感じられている方や、性機能を向上させて勃起力も上げていきたい方、ED治療薬をすぐに購入したい、ED治療薬の購入や使用に不安がある方は、当クリニックにてED治療薬の処方が可能ですので、お気軽にご相談ください。
ED治療薬の効果は非常に高く、使用できる方が使用する場合は安全に使用できます。
また、EDで悩んでいる方以外も、ED治療薬を使うことができ、快適な性生活の補助を行うことができます。
【ED治療薬処方までの流れはこちら】

まとめ

今回は「精欲を増進する方法」について解説しました。

  • 精力が衰えたように感じられるのはテストステロンが加齢と共に減少することが原因である
  • テストステロンの減少は性欲の減退や勃起不全(ED)等の男性の性機能に影響を与える
  • 集中力や記憶力の低下、気分の低下や不安定、疲れやすさはテストステロンが減少したシグナルである
  • テストステロン値が高いと前向きになり行動力が上がるので、社会的成功に結び付く可能性があり、それがモテにもつながる
  • 生活習慣の改善や外的にテストステロンを補充することで、テストステロンを増やすことができる
  • テストステロンをサプリメントで補給することはできない
  • 精力剤で精力が増進すると感じるのはカフェインの覚醒効果と考えられ、嗜好品的な物のため使用を推奨も反対もしない

 

※即日配送可能

執筆者:成田 学史
ノワール大宮クリニック院長(医師)
2014年(平成26年)北海道大学医学部医学科卒業
日本性感染症学会 会員
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