HIVに対する予防薬-抗HIV薬によるPEP療法・PrEP療法

性交渉をした後に薬を内服して治療するのがPEP療法、性交渉をする前から薬を内服して治療するのがPrEP療法です。

☑ 即日診断・即日治療(治療のみも可)

☑ 結果のネット照会

☑ プライベート個室診療

HIV予防薬とは?


HIV予防薬とは、HIV(Human Immunodeficiency Virus/ヒト免疫不全ウイルス)の感染を予防する薬のことです。この薬を使用することでHIVの感染を治療法によりますが80〜90%程度と高い確率で予防できます。

HIVの感染を予防する治療には大きく分けて2種類あり、HIV感染の恐れがある行為の前に感染を予防する目的で内服する治療と、HIV感染の恐れがある行為の後に緊急で使用して感染を予防するものがあります。海外ではHIVの感染予防に広く普及している治療薬になります。

HIV予防薬を使用したHIVの感染予防治療は、性行為等によるHIVの感染を予防するだけでなく、医療従事者の針刺し事故等のHIVの感染の恐れがある行為に広く使用されます。

HIV予防薬での治療が推奨されるケース

HIVの感染を予防する治療は感染の可能性の前か後の実施かで2種類あります。感染の恐れがある行為の前に感染を予防する目的で内服する治療と、感染の恐れがある行為の後に緊急で使用して感染を予防する治療です。

どちらの治療もHIVの感染の恐れがあると感じた時に予防目的に実施すべき治療で、推奨されるケースはHIVの感染の心配があると感じた時にすぐにでも構わないと考えます。そのように感じられる例としては以下のものが挙げられます。

  • 性行為の相手がHIVに感染している
  • コンドームなしでアナルセックス(肛門性交)等のHIVの感染確率の高い行為をする
  • 性風俗店で働いている
  • 不特定多数との性行為がある
  • セックス中にコンドームが外れてしまった
  • レイプ(強姦)にあった
  • HIV感染者の血液が傷口や粘膜に曝露した
  • 医療従事者等で針刺し事故があった
  • 他の性感染症に感染している

性行為やそれに準ずる行為、それら以外でもHIVの感染が心配な場合は自身や関係する周囲の方の不安を取り除いて早く日常生活を取り戻すために、HIV予防治療を実施することは重要と考えます。HIVの感染の不安を取り除くことがこの治療の目的であり、その不安を抱えている場合は治療が推奨されます。

HIV感染リスクが高い行為があった時の感染予防治療(PEP療法)

PEPとは、曝露後予防(Post Exposure Prophylaxis)を意味する略語のことです。HIVに感染したかもしれない性行為や医療事故等のHIVに感染の可能性がある際に実施するHIV感染に対する予防治療となります。

感染の可能性があるきっかけから72時間以内に2種類の抗HIV薬を開始して、HIVに感染する可能性を下げる治療となります。薬を30日間内服することで、HIVに感染する可能性がかなり下がると考えられており、海外では広く使われている予防治療となります。

PEP療法の対象となる人

  • 性行為等の後にHIVへの感染が心配という方
  • 医療事故や性行為等でHIVに感染した可能性がある方やHIVへの感染が不安な方
  • 感染の可能性や感染の不安があるきっかけから72時間以内の方
  • 毎日、抗HIV薬を内服することが可能な方
  • HIVやB型肝炎ウイルス(HBV)に感染していないことが判明している方

※HIVやHBVに感染しているとPEP療法を受けることができませんが、当院では即日検査を実施しています。
※PEP療法はHIVの感染を予防する治療で、他の性感染症に対する予防効果はありません。
※アメリカ疾病予防管理センター(CDC)では、72時間以内の治療の開始を推奨しております。

PEP療法の副作用、治療にあたっての注意

副作用:吐き気、腹部膨満感(お腹の張り)、腎機能障害
治療にあたっての注意:以下に該当する人は、この薬の使用は制限される可能性があります。必ず医師に告げるようにしてください。
B型慢性肝炎ウイルスに感染している方:この薬を使用した場合に内服中指示や終了後にB型肝炎が悪化する可能性があります。
骨粗鬆症を治療中の方:悪化する可能性があります。
腎臓に障害のある方:副作用が強く出る可能性や併用を注意する薬剤があります。また腎機能障害が悪化する可能性があります。

PEP療法を処方するまでの流れ




①問診・診察
問診・診察を行いHIV感染のリスク及びPEP療法の適応を判断します。

②血液検査
HIVやB型肝炎ウイルスにすでに感染していない事、腎機能障害が無いことの確認を行います。
※既にHIVやB型肝炎ウイルスに感染している方、中等度以上の腎機能障害のある方は残念ですが、PrEP療法を受けることができません。

③再診
服用を始めて13〜14日後に再度受診していただきます。診察及び血液検査で副作用がないことを確認します。

④その後のフォローアップ
原則として、服用開始1ヶ月後、あるいは3、4ヶ月後、6ヶ月後のタイミングで、HIV検査とB型肝炎ウイルス・C型肝炎ウイルス・梅毒の検査を推奨しております。

PEP療法の治療費用

初回の検査及び14日後の検査費用 33,000円(税込)
30日間の治療費用 80,000円(税込)

処方した薬剤はいかなる理由においても返品、返金はできませんので、ご了承ください。

※30日間のPEP療法の治療終了後にフォローアップの検査が必要になる場合がありますが、そちらの検査費用は含まれておりません。

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HIV感染リスクが高い行為をする際の感染予防治療(PrEP療法)

PrEPとは、曝露前予防(Pre-Exposure Prophylaxis)を意味する略語のことです。HIVに感染するリスクが高い方(HIV感染者と性行為がある方、パートナーがHIV感染者等)が実施するHIV感染に対する予防治療となります。

原則は毎日1種類の抗HIV薬を内服することでHIVの感染を予防します。PrEP療法によるHIVの感染予防効果は90%前後と考えられております。

また、この毎日内服するPrEP療法はデイリーPrEP療法とも呼ばれておりますが、性行為前と性行為後の特定の時間で内服する治療法もあり、これはオンデマンドPrEP療法と呼ばれます。

最近の研究ではこのオンデマンドPrEP療法も通常の毎日内服するオンデマンドPrEP療法と比較して効果に差がないとも言われております。PrEP療法もPEP療法と同様に海外では海外では広く使われている予防治療となり、HIV感染者との性行為がある際に非常に重要な治療であると言えます。

2種類のPrEP療法

①デイリーPrEP療法
感染リスクのある行為の10日以上前から1種類の薬剤を内服し、行為の後は4週間(28日間)以上続けるHIV予防治療。

②オンデマンドPrEP療法
感染リスクのある行為の2〜24時間前に抗HIV薬を2錠内服し、その24時間と48時間後にも1錠ずつ内服するHIV予防治療。

当院では効果や安全性に関してより詳細なデータがあるデイリーPrEP療法を採用しておりますが、毎日内服することが困難な場合はオンデマンドPrEP療法も可能としております。

診療の際に治療法に関して説明いたしますのでご相談ください。なお、オンデマンドPrEP療法は男性のみが対象となります。

性行為が数日続く場合は、その間も24時間ごとの服用を続け、最後の性行為のあと2回服用します。

PrEP療法の対象となる人

  • 性行為や日常生活においてHIVの感染が心配である方、HIVに感染する可能性があると考えている方
  • 毎日、抗HIV薬を内服することが可能な方
  • HIVやB型肝炎ウイルス(HBV)に感染していないことが判明している方(当院ではPrEP療法開始前に即日検査を実施しております。)

※HIVやHBVに感染しているとPrEP療法を受けることができませんが、当院では即日検査を実施しています。
※アメリカ疾病予防管理センター(CDC)のデータでは、90%前後の予防効果があるとされていますが、100%の予防効果があるわけではありません。
※PrEP療法はHIVの感染を予防する治療で、他の性感染症に対する予防効果はありません。
※薬の飲み忘れが頻回にある場合、HIVの感染予防効果が低下する可能性があります(1度の飲み忘れでは効果はほとんど変わらないといわれております)。

PrEP療法の副作用、治療にあたっての注意

副作用:吐き気、腹部膨満感(お腹の張り)、腎機能障害
治療にあたっての注意:以下に該当する人は、この薬の使用は制限される可能性があります。必ず医師に告げるようにしてください。
B型慢性肝炎ウイルスに感染している方:この薬を使用した場合に内服中指示や終了後にB型肝炎が悪化する可能性があります。
骨粗鬆症を治療中の方:悪化する可能性があります。
腎臓に障害のある方:副作用が強く出る可能性や併用を注意する薬剤があります。また腎機能障害が悪化する可能性があります。

PrEP療法を処方するまでの流れ





①問診・診察
問診・診察を行いHIV感染のリスク及びPrEP療法の適応を判断します。

②血液検査
HIVやB型肝炎ウイルスにすでに感染していない事、腎機能障害が無いことの確認を行います。
※既にHIVやB型肝炎ウイルスに感染している方、中等度以上の腎機能障害のある方は残念ですが、PrEP療法を受けることができません。

③抗HIV薬の処方
HIV-1逆転写酵素の活用を阻害し、感染力のあるウイルスの増殖を抑えます。
※代表的な副作用は、腎機能障害・軽いお腹の張り(腸管内のガスが増えます)・吐き気などが挙げられます。
服薬方法:毎日、夕食後に1錠内服していただきます。
※血液内の薬の濃度が安定するように24時間間隔で内服されるのが理想です。
※性行為は、薬剤の血中濃度が安定する服薬開始10日以上経過してから行ってください。

④その後のフォローアップ
原則として服用開始から3ヶ月毎にHIV検査とB型肝炎ウイルス・C型肝炎ウイルス・梅毒の検査、肝機能、腎機能評価検査を推奨しております。

PrEP療法の治療費用

初回の検査費用 21,000円(税込)
30錠の治療剤費用(デイリーPrEP、オンデマンドPrEP) 13,000円(税込)

処方した薬剤はいかなる理由においても返品、返金はできませんので、ご了承ください。
※PrEP療法の治療期間中の3ヶ月毎の検査は、別途費用が必要になります。

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よくある質問

Q:HIV感染予防治療はどのような場合に受けるべきでしょうか?
A:PEP療法もPrEP療法も共に基本的にHIVへの感染が心配という方であれば誰でも対象になります。なお、どちらのHIV感染予防治療ともHIVやB型肝炎ウイルスに感染している方、中等度以上の腎機能障害のある方は治療を受けられません。
Q:HIV感染予防治療は感染を確実に予防できますでしょうか?
A:感染の可能性がある行為の前のPrEP療法であれば、毎日内服するデイリーPrEP療法は90%以上の確率で、オンデマンドPrEP療法は80%程度の確率で感染を予防できると考えられております。感染の可能性がある行為の後のPEP療法では80%程度の確率で感染を予防できると考えられます。100%の確率ではありませんがHIVの感染を予防する治療は感染が検出できる前の期間の安心につながると考えられます。
正確な検査を受けられるまでの期間(ウィンドウ・ピリオド)とは
Q:HIV感染予防治療は誰でも受けられますか?
A:基本的にHIVの感染が心配という方は誰でも受けられる治療ですが、以下の方は治療薬による身体への影響があると考えられ治療が受けられないため注意が必要です。

  • HIVに感染している
  • B型肝炎ウイルスに感染している
  • 腎機能が悪い

またオンデマンドPrEP療法は男性が対象となり、女性は受けられません。

Q:HIV感染予防治療にはどのような治療がありますでしょうか?
A:感染リスクのある行為の後から実施するPEP療法、感染リスクのある行為の前から実施するPrEP療法があります。PrEP療法には毎日飲むデイリーPrEP療法、前後に飲むオンデマンドPrEP療法があります。オンデマンドPrEP療法は男性のみの治療法です。
Q:HIV感染予防治療はいつから効果が出ますでしょうか?
A:デイリーPrEP療法は治療開始から10日後より効果が出るとされています。オンデマンドPrEP療法は性行為の2〜48時間前からの内服により効果が出ます。PEP療法は感染の可能性がある行為から72時間以内に開始することでHIVの感染を予防できます。
Q:HIV感染予防治療の治療中に注意することはありますでしょうか?
A:薬を飲み忘れないこと、薬を飲む期間を守ることです。飲酒や喫煙は特に問題ないと考えられ、日常生活に制限はありません。飲酒をすることで薬を飲み忘れる可能性は高くなるので気を付けましょう。
Q:HIV感染予防治療の危険性は何でしょうか?
A:特に大きな危険はありません。腹痛、吐き気、下痢、アレルギー等、薬を飲むということの一般的な危険性はあるものの過度な心配は必要ないといえます。また、長期的な治療では腎機能に影響がでることがあります。以下の方は治療は受けられず注意が必要です。治療薬による身体への影響があると考えられるためです。

  • HIVに感染している
  • B型肝炎ウイルスに感染している
  • 腎機能が悪い
Q:HIV感染予防治療の薬はどのように飲めばいいでしょうか?
A:薬の飲み忘れを防ぐため毎日決めた時間に飲むことを推奨します。食事などの影響も受けないので自分にとって飲みやすい時間で構いません。決めた時間から1時間以上ずれないように飲むことで飲み忘れを防ぎましょう。
Q:HIV感染予防治療の薬を飲み忘れた場合はどうしたらいいでしょうか?
A:薬を飲み忘れた場合は気が付いたタイミングで飲みましょう。1回程度の飲み忘れでは大きな影響はないと考えられ、そこからまた正しく飲むことが重要です。頻繁に飲み忘れがあると効果は下がると考えられます。正しい治療がHIVの感染予防につながるので、飲み忘れに注意してください。
Q:HIV感染予防治療をしていてもコンドームは必要でしょうか?
A:HIV感染予防治療をしながらコンドームを使用することで、HIVへの感染の予防効果はさらに高まると考えられます。しかし、コンドームを使用したくないからHIV感染予防治療をしたいという方もいると考えられます。個人の趣向の問題であり、コンドームの使用の有無によるリスクをどう捉えるかが重要です。
Q:HIV感染予防治療をしていてもHIVに感染してしまうことはあるのでしょうか?
A:感染の可能性がある行為の前のPrEP療法であれば、毎日内服するデイリーPrEP療法は90%以上の確率で、オンデマンドPrEP療法は80%程度の確率で感染を予防できます。感染の可能性がある行為の後のPEP療法では80%程度の確率で感染を予防できます。HIV予防治療では、80〜90%の高い確率で感染を予防できますが、100%の確率で予防できるわけではありません。HIV感染予防治療を実施してHIVに感染してしまう場合で多いのは、飲み忘れ等の正しい使用方法を実践できなかった場合です。正しい使用方法を守り、感染予防確率を高めることが重要ですが、100%感染を予防できる方法はないため、感染が検出できる期間に検査を受けることで感染の有無を知り、感染していないことや感染していても早期発見につながると考えます。
正確な検査を受けられるまでの期間(ウィンドウ・ピリオド)とは
Q:オンラインでもHIV感染予防治療は受けられますか?
A:HIV感染予防治療はHIVやB型肝炎ウイルス(HBV)に感染している場合は治療を受けられません。これらの感染症に感染していない場合は治療を受けられる可能性が高いため、初めて治療を受けられる方は来院を推奨しております。既にこれらに感染していないことが判明しており、継続で治療を希望される方はオンラインですぐに対応します。
Q:HIV感染予防治療はすぐに受けられますか?
A:受診したその日からHIV感染予防治療を受けることが可能です。HIVやB型肝炎ウイルスに感染していないか、腎機能に問題ないかを確認して、すぐに治療を実施します。
Q:HIV感染予防治療は何歳から受けられますか?
A:当院は小児へのHIV感染予防治療を推奨しておらず、基本的に成人に推奨します。
Q:B型肝炎ウイルス(HBV)のワクチンを接種していてもHIV感染予防治療を受けられますか?
A:治療を受けられます。B型肝炎ウイルス(HBV)のワクチンを接種して抗体がある方も、B型肝炎ウイルス(HBV)感染してから治癒して抗体がある人でもPrEPをHIV感染予防治療を受けられます。
Q:HIV感染予防の治療薬はどのように保管するといいでしょうか?
A:治療薬は高温多湿は避けて室温で保管してください。長期間ボトルから出す場合は乾燥剤などを利用することを推奨します。
Q:HIV感染予防治療はいつまで続ける必要がありますか?やめるときはどのようにするといいでしょうか?
A:感染の可能性がある行為の前のPrEP療法であれば、毎日内服するデイリーPrEP療法は感染する可能性のある行為をしてから最低でも4週間(28日間)は続ける必要があります。オンデマンドPrEP療法では感染の可能性がある行為の後に2回は飲む必要があり、2日間程度は続ける必要があります。感染の可能性がある行為の後のPEP療法では感染を予防するために30日間は治療を続けます。
Q:HIV感染予防治療の費用はどのぐらいでしょうか?
A:感染の可能性がある行為の前のデイリーPrEP療法であれば1か月分で11000円になります(価格は変更の可能性あり)。オンデマンドPrEP療法ではデイリーPrEP療法の費用11000円で7回程度使用できます。感染の可能性がある行為の後のPEP療法では1回の治療で77000円になります(価格は変更の可能性あり)。また、それぞれの治療において導入時や治療後の確認検査は別途費用になります。

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ノワール大宮
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ノワール大宮クリニック 院長:成田学史

執筆者:成田 学史
ノワール大宮クリニック院長(医師)
2014年(平成26年)北海道大学医学部医学科卒業
日本性感染症学会 会員
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