性感染症を疑う男女の原因不明ののどの痛み

なぜかのどが痛い

男女とも原因不明ののどの痛みで来院される方が増えています。これらの症状で来院される人には性感染症の原因菌として、マイコプラズマ、ウレアプラズマ(特にウレアプラズマが多い)、クラミジア、淋菌ののどへの感染の可能性があります。これらの性感染症がのどに感染した場合、自覚症状が特にないか、あったとしてものどが痛い等の風邪と似たような症状であり、特異的な症状に乏しいことが多くなります。そして症状がある場合も、症状が出たり出なかったりと繰り返すことがあり、なかなか治らないため来院される方もいます。
このようなのどの痛みがある時や、自覚症状がなくても気になる行為があった後、パートナーが性感染症である時に、これらの性感染症の検査を実施すると、上記の細菌が検出されることがあります。のどは性器への感染と比較して治癒しにくいと言われていることからも、治療していないのどへの性感染症の細菌の感染者数は意外と多いと考えられております。

マイコプラズマ感染症、ウレアプラズマ感染症

その中でも特に、マイコプラズマ感染症、ウレアプラズマ感染症に関しては、あまり知られていない性感染症のため、疑ったとしても検査を受けずに帰られる方も多く、実際の感染者数はかなり多いと予想しています。また、のどへマイコプラズマやウレアプラズマ、淋菌、クラミジアが感染していたとしても、特異的な症状があるわけではなく、自覚症状に乏しいことからも性感染症を疑って検査することも少なくなり、長期間の感染や他者への感染源となっている可能性も考えられます。
特にマイコプラズマ、ウレアプラズマ、クラミジアに関しては、男女とも性器への感染でも自覚症状に乏しいことも多く、知らないまま感染していることも多くなり、のどへの感染の感染源となることも考えられます。そして、のどから他者の性器へ感染しても感染を自覚しないこともあり、感染源がわからないまま感染が広がっていくことも考えられます。さらにその中でも、検出される細菌としてウレアプラズマが多い印象です。
参考記事：マイコプラズマ・ウレアプラズマ感染症とは？

マイコプラズマ感染症、ウレアプラズマ感染症の検査・治療のすすめ

男女とも、原因がわからないが、のどの痛みが続く時やパートナーが性感染症に感染している時は、これらの性感染症ののどへの感染の検査を受けてみることは重要で、特にウレアプラズマに注意する必要があると考えられます。これらの性感染症は自覚しないまま他者への感染源となることから、少しでも可能性がある場合は検査によって細菌を判明させることが重要です。ここで挙げられている性感染症はどれも現在は細菌の特定ができれば治療できる可能性が高い疾患であるため、細菌の特定と適切な治療薬の使用が重要ですが、のどへの感染は性器と比較して治癒しにくいとも言われていることからも治療は注意が必要となります。そして、原因がはっきりしないまま抗生剤を使用されていることも多いと考えられ、耐性菌の増加が懸念されております。
特にマイコプラズマやウレアプラズマに関しては使用できる薬剤が少なく、治療効果も不安定である印象です。淋菌に関しても、現状は治療効果の高い薬剤はあるものの、のどへの治療薬は選択肢が非常に少ないのが問題とされており、確実に治療することが重要となります。クラミジアに関しては治療効果の高い薬剤は複数ありますが、クラミジアの細菌の特徴状、どうしても治療期間が長くなりやすく、自覚症状が少ないこととあわせて、治癒しないまま他者への感染源となりやすい性感染症でもあります。

ノワール大宮の性病治療

ここで挙げられている病気はどれも治療することが可能な性感染症であることからも、少しでも気になる症状がある場合は検査を受けることが重要です。これらの性感染症を深刻な状態や病気と捉えることよりも、検査・治療を確実に実施して治癒することが最優先であると考えます。

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