梅毒の検査・治療【医師監修】

☑ 即日診断・即日治療(治療のみも可)

☑ 結果のネット照会

☑ プライベート個室診療

梅毒の検査可能期間

検査で抗体や病原体を検出できない期間を「ウィンドウ・ピリオド」といいます。梅毒に感染した場合、検査方法によりますが、3週間~6週間経過すると体内の梅毒への抗体が検出可能となります。そのため、ウィンドウ・ピリオドは3週間~6週間と考えられますが、個人差が大きいのが特徴です。

そのため感染の疑いのあった日から浅い段階の検査は早期発見には重要ですが、感染していても検査陰性となる可能性もあるので、期間が経ってから追加で検査を受けることも重要です。

性病ごとに正確な検査を受けられる時期は変わる⁉生理中でも早期検査を!

梅毒の検査方法

梅毒の検査には「梅毒により破壊された組織に存在する脂質抗原」を用いるSTS法と、「梅毒自体を抗原」として用いるTP法の2種類があります。以下で説明しますが、検査に2種類の方法を用いるのは、STS法とTP法で特徴が異なり、検査の意義も異なるからです。STS法はTP法より2週間ほど早く検出できることがあり、STS法は治療により陰性化しますが、梅毒以外でも検出されることがあります。TP法は梅毒に対する特異抗体であることから梅毒の既感染者を判定するのに有用ですが、治療後も検出されてしまいます。

脂質抗原試験(STS)

体内の梅毒により破壊された組織に存在する脂質であるカルジオリピンに対する自己抗体を検出する検査方法で、主にRPR法が行われております。カルジオリピンは梅毒に特異的な物質ではなく、RPR法は梅毒以外の感染症等でも検出されて検査陽性となることがあり、これをBFP(生物学的偽陽性)と言います。梅毒感染初期から陽性化し、 治療後は治療前より減少したり陰性化する場合が多く、比較により梅毒の活動性を測定するための指標として用いられます。そのため、定量検査で実施する項目となります。RPR法にて抗体価が16倍以上であれば活動性梅毒と判定し治療が必要になります。

梅毒病原体(TP)抗原試験

梅毒自体を抗原として用いる検査で、梅毒に対する特異抗体を検出する方法です。梅毒に対しては一度抗体を得るとほぼ生涯にわたって長期間検出され、TP法では検査陽性となります。また、TP抗体の検出される量は梅毒の活動性を反映しておりません。そのため、TP法は定性検査で検出の有無を測定するのが重要で、梅毒の既感染の有無を知るための検査となります。梅毒が治癒したかどうか、過去に梅毒に感染した方が再度梅毒に感染したかどうかを知るには無効となります。

【即日】梅毒検査の場合

・採取部位     血液 検査費:7,700円
・検体採取方法   採血(男女共通)
・検査方法     TP(イムノクロマト法、定性)
・検査結果     15~30分程度
・検査確認可能期間 3~6週間(RPR法より2週間程遅れることが多いです)

【通常】梅毒検査の場合

・採取部位     血液 検査費:5,500円
・検体採取方法   採血(男女共通)
・検査方法     TP(LA法、定性), STS(RPR法、定量)
・検査結果     2~3日程度
・検査確認可能期間 3~6週間

※検査確認可能期間は個人差があります。検査確認可能時期より前でも対策可能な場合があるので感染の疑いがある方は来院の際にご相談ください。

梅毒の検査は、保健所、病院や診療所などの医療機関で受けることが可能です。
保健所では各自治体が実施しており、無料で検査を受けることができますが、検査できる日数が限られていることや治療までは行うことができません。
一方、医療機関では費用はかかりますが、検査できる日数が保健所よりも多く、感染している場合は適切な治療を行うことができます。
※各医療機関によって対応は異なる可能性があります。

梅毒の治療方法

梅毒の治療には、ペニシリン系薬への耐性菌の報告がなく、梅毒の病原体である「梅毒トレポネーマ」に対して殺菌作用のあるペニシリン系薬の内服もしくはペニシリンの注射が中心になります。ペニシリン系薬へのアレルギーがある方は主にテトラサイクリン系の治療薬にて治療を実施します。
RPR法にて抗体価が16倍以上であれば活動性梅毒と判定しますが、活動性梅毒は自然治癒しないため治療が必要になります。無症候梅毒であっても、採血によってカルジオリピンという物質を抗原とする検査(RPR法)で抗体価が16倍以上を示す場合では、治療することが推奨されています。
治療開始後、数時間で「梅毒トレポネーマ」が破壊されるため、発熱、全身倦怠感、悪寒、頭痛、筋肉痛、発疹の増悪が見られる場合があります。これらは「ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー現象」と呼ばれていますが、治療により梅毒の病原体が破壊されることによるアレルギー反応で、その症状は一過性のものになります。
妊婦では、流産や早産になる可能性があるので、妊婦における梅毒の治療は特に注意が必要になります。

内服薬(飲み薬)での治療

内服薬での治療は治療期間中、毎日抗生物質の薬を飲むことが必要になります。
また、抗菌薬の投与期間は、梅毒がどの期であるかに応じて決定されます。

注射での治療

梅毒の治療として海外では一般的な治療法でしたが、これまで日本では使用する事ができませんでした。これまでの内服治療では治療期間中、毎日抗生物質の薬を飲まなければならなかったのですが、それが早期の梅毒であれば1回の注射で治癒する可能性があることがメリットです。1回の注射での治療で内服薬3~4週間相当の治療と考えられます。1回注射するとその日に治るというのではなく、1回の注射で3~4週間の飲み薬の治療と同様の効果であるため、梅毒が治癒する期間は飲み薬と同様となります。

注射治療について

梅毒の内服薬と注射薬での治療の違い

梅毒検査・治療の料金・費用

検査費用

検査法 採取物 検査結果確認日 検査費用
梅毒TP(LA法、定性)、 STS(RPR法、定量) 血液 2~3日程度
※感染の機会から3~6週間で検出できる可能性があります
¥5,500
梅毒即日TP(イムノクロマト法、定性) 血液 10~20分程度
※感染の機会から3~6週間で検出できる可能性があります
¥7,700

※TP法はRPR法より検出が2週間程遅れることが多いです。
※検査確認可能時期は個人差があります。検査確認可能時期より前でも対策可能な場合があるので感染の疑いがある方は来院の際にご相談ください。

治療費用

治療対象 治療法 治療期間 治療費用
梅毒 内服薬 2週間~ ¥13,200(2週間)
注射薬 1日(1回の治療で3~4週間相当) ¥26,400

※症状や感染時期により治療方法と料金が変化する場合があります。

性病検査セットメニューの一覧(全ての検査は生理中でも受けることができます)
※全て税込価格、当院は自由診療となり保険証は不要です

治癒の判定

梅毒の治療後は、症状の持続や再発がないことを確認し、採血によりRPR法で抗体の量を計測します。RPR法にて抗体価が8倍以下、もしくは治療開始時の値から1/4以下になるか確認して、治癒していると判定とします。
また、HIVが重複感染している梅毒には、RPR法で抗体価が下がらないことが多く、HIVの感染に対する検査も必要となる場合があります。
梅毒は感染しても無症状の場合や、感染して症状が出た顕症梅毒の後に症状が一旦消える潜伏梅毒の期間があり、治療後には症状の有無に関わらず治癒しているかの確認が重要になります。
治癒したとしても、治癒後に再び感染する可能性があります。治癒の確認をしないと再感染か未治癒か不明となり、再治療時の治療期間や経過が不透明となります。
※顕症梅毒➝梅毒の症状が出ているもの

梅毒の再発の可能性について

梅毒は一度感染し治癒してから再発することはなく、再度梅毒への感染が判定された場合は再感染となります。梅毒は「無症候性梅毒」と呼ばれる無症状でありながら進行する場合もあります。この「無症候性梅毒」は検査でのみ判定しますが、症状が現れないため、感染に気づかず放置している人も多いです。無症候性梅毒を含めた梅毒は自然治癒しないため、感染に気がつかず放置してしまい周囲への感染源になる可能性があります。症状の有無に関わらず感染機会があったときは、医療機関で検査を受け、治療対象と判定される場合は適切な治療を行うことが重要です。

梅毒に感染しないための予防と対策

梅毒の病原体である「梅毒トレポネーマ」は粘膜や傷口などと直接接触することで感染します。コンドームによりある程度の予防は可能ですが、性器以外の場所の感染もあり、コンドームでの予防は完全ではありません。早期発見で治癒できる疾患でもあるので予防よりも早期発見の検査が重要です。
コンドームを使っても100%予防できるわけではないので、皮膚や粘膜の異常など気になる症状がある場合は早めに医療機関を受診して検査・治療を実施しましょう。

まとめ

今回は「梅毒の検査・治療」について解説しました。

  • 感染して3~6週間で検査で検出できる可能性が高くなる
  • 検査には「梅毒により破壊された組織に存在する脂質抗原」を用いるSTS法と「梅毒自体を抗原」として用いるTP法の2種類がある
  • 妊婦が感染すると出生前の赤ちゃんへの感染リスクがある
  • 治療では内服薬(飲み薬)と注射薬がある
  • 梅毒は感染時期によって治療期間が異なる
  • 治療後に発熱、全身倦怠感、悪寒、頭痛、筋肉痛、発疹の増悪が出ることがある
  • 梅毒は治癒していれば再発しないが再感染はする
  • 梅毒は予防できるが予防は難しく感染の疑いがある場合は検査・治療が重要である

 
もし、今回紹介した具体的な症状に当てはまる、もしかしたら梅毒に感染しているかもしれないと少しでも感じた方は、当クリニックでも検査・治療を受けることができますので、お気軽にご相談ください。

ノワール大宮
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ノワール大宮クリニック 院長:成田学史

執筆者:成田 学史
ノワール大宮クリニック院長(医師)
2014年(平成26年)北海道大学医学部医学科卒業
日本性感染症学会 会員
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