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淋病とはどんな病気?症状や感染原因、治療方法まで解説
淋病の検査・治療
クラミジアと並んで国内で特に感染報告頻度が高い淋菌感染症(以下、「淋病」という)を知っていますか?
淋病は20代で感染が多いと考えられていますが、無症状や症状を自覚しない場合もあり、特に女性においては症状を自覚しにくい傾向にあります。
感染頻度が高いため、淋病の症状や感染の原因・経路を確認し、気になる場合は検査を行いましょう。
目次
☑ 即日診断・即日治療(治療のみも可)
☑ 結果のネット照会
☑ プライベート個室診療
淋病の検査可能期間
淋菌感染症(以下「淋病」という)はクラミジアと並んで国内で特に感染報告頻度が高い性感染症(以下「性病」という)とされています。潜伏期間は2~7日程度が多く、性器においては男性で症状を自覚しやすいですが、無症状や症状を自覚しない場合もあり、特に女性においては症状を自覚しにくい傾向にあります。咽頭では症状を自覚しないか特異的な症状がなく、感染しても気がつかない人が多い病気です。検査ができる時期としては、症状の有無に関わらず感染機会からすぐに検査が可能です。
淋病の検査方法・費用
【即日】淋病検査の場合
・採取部位 咽頭 検査費:9,000円
性器 検査費:9,000円
肛門 検査費:9,000円
・検体採取方法 咽頭ぬぐい液、尿道ぬぐい液(男性)、膣ぬぐい液(女性)、肛門ぬぐい液
・検査方法 抗原抗体検査
・検査結果 15~30分程度
【通常】淋病検査の場合
・採取部位 咽頭 検査費:7,000円
性器 検査費:7,000円
肛門 検査費:7,000円
・検体採取方法 うがい液、尿(男性)、膣ぬぐい液(女性、尿も可)、肛門ぬぐい液
・検査方法 リアルタイムPCR法
・検査結果 2~3日程度
淋病が性器に感染していた場合には咽頭へも感染していることも多いです。
咽頭や直腸の淋病は症状がほとんどないか、症状があっても痛みや腫れなど特異的な症状ではないので、心当たりがある場合は検査を行うことを推奨します。咽頭や直腸の直腸に関しては自覚症状に乏しく、感染に気がつかないことが多いため注意が必要です。
また、当院では現在の感染の有無を部位ごとに判定する遺伝子検査や抗原検査を実施しています。
稀に血液での抗体検査を希望される方がいますが、治ったとしても抗体が出る可能性があり感染してもすぐに抗体ができるわけではないことから、現在の感染の有無を示していないこと、さらに感染部位を示していないことから実施する意義に乏しく実施しておりません。
※ご希望によって実施も可能です。
淋病とクラミジア感染症のセット検査
クラミジアも淋病と同様に感染頻度が高い性病で、淋病感染者の約30%にクラミジアの重複感染が見られるという報告もあります。男性の淋病はクラミジアより症状を自覚しやすく、重複感染してもクラミジアの症状を覆い隠してしまうことがあります。女性の場合は淋病もクラミジアもどちらも症状に気がつきにくく、自覚してもその症状は似ているためどちらの感染か見分けることは難しいです。クラミジアの検査の検体採取法は淋病と同様ですが、判定にはそれぞれの細菌を標的とした検査が必要です。男女とも淋病とクラミジアの症状は似ていることが多いです。そのため、診察で感染の有無の判断は難しく、同時の検査を推奨しています。
【即日】淋病とクラミジア感染症の検査の場合
・採取部位 咽頭 検査費:17,000円
性器 検査費:17,000円
肛門 検査費:17,000円
・検体採取方法 咽頭ぬぐい液、尿道ぬぐい液(男性)、膣ぬぐい液(女性)、肛門ぬぐい液
・検査方法 抗原抗体検査
・検査結果 15~30分程度
また淋病とクラミジアの検査で、性器と咽頭、性器と肛門、咽頭と肛門の即日検査のセットもあり、それぞれ33,000円になります。
【通常】淋病とクラミジア感染症の検査の場合
・採取部位 咽頭 検査費:12,000円
性器 検査費:12,000円
肛門 検査費:12,000円
・検体採取方法 うがい液、尿(男性)、膣ぬぐい液(女性、尿も可)、肛門ぬぐい液
・検査方法 リアルタイムPCR法
・検査結果 2~7日程度
また淋病とクラミジアの検査で、性器と咽頭、性器と肛門、咽頭と肛門の通常検査のセットもあり、それぞれ21,000円になります。
単一検査、セット検査それぞれの費用は性器、咽頭、肛門の検査部位ごとに以下となります。
淋病の治療方法
淋病の治療は主に抗生剤の注射になります。淋菌には耐性菌という特定の抗菌薬が効かない菌が増えてきており、治療薬の選択には注意が必要です。治療効果が出るのは早く、治療を実施すると半日程度で症状が消失していきます。
淋病の治療の料金・費用
病名 | 治療方法 | 治療薬を投与する期間 | 費用 |
淋病 | 抗生剤の注射(点滴) ※内服薬を併用することがあります。 |
1回(1日) ※治療効果には個人差があります。 |
16,000円 ※医師の判断により料金が変わる場合があります。 |
淋病の治療効果と確認検査
治療を行った場合、淋病への治療効果は90%以上の有効性があると考えられています。
しかし、淋病は治療効果の高い薬剤が限られており、今後新たな耐性菌の出現の懸念からも、治癒しているかどうか検査での判定が必要と考えられます。淋病が治癒していなくても排尿痛、分泌物などの自覚症状が消失することがあり、治癒と誤解されることがあります。
そのため、治っているかどうかの判定は淋菌が検出されないことが重要であり、抗生剤投与終了後1週間以上経過してから、検査を再度行う必要があります。淋病を治療しないまま放置すると、不妊症や子宮外妊娠の原因となる可能性があり、確実に治療することが重要です。
まとめ
今回は「淋病の検査・治療」について解説しました。
- 症状の有無に関わらず感染機会からすぐに淋病の検査ができる
- 淋病の検査は性器、咽頭、肛門とそれぞれの感染部位で可能である
- 検査は即日で結果が出るものと後日結果が出る精密な検査がある
- 淋病とクラミジアは重複して感染していることがあり同時の検査が重要である
- 他の性病との重複感染もあり、複数の性病検査が必要
- 淋病の治療は基本的に抗生剤の注射(点滴)で実施する
もし、性病へ感染する可能性のある行為に心当たりがあるかもしれないと、少しでも感じた方は、当クリニックでも検査を受けることができますので、お気軽にご相談ください。
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