性病の重複感染は珍しくない⁉重複しやすい性病とは

公開日:2023年01月10日

更新日:2024年05月27日

性病知識コラム よくある質問 性感染症

医療機関で検査を受け、性感染症(以下、「性病」という)の判定をされてからきちんと治療を行っているはずなのに、なかなか治らない。または、すぐ性病に再感染してしまう…

その場合は、以下2つの原因が考えられます。

1.複数の性病に感染していた
2.違う性病の治療をしている

主な原因であるこの2つについて解説していきます。

複数の性病へ同時に感染している、いわゆる重複感染は正しく検査を行うことで性病に再感染するなどのリスクを抑えることができます。

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性病の重複感染とは?


ひとつの細菌やウイルスだけに感染しているだけでなく、他の細菌やウイルスにも同時に感染している状態をいいます。

性病は、性行為やそれに準ずる行為で感染します。
感染率が高く、感染経路や症状が同じ場合では複数の性病に重複して感染していることは珍しいことではありません。

特に以下のような状況で重複感染は生じやすくなります。

  • ・最初の感染で気が付かず、別の機会で性病に感染する
  • ・複数の性病に感染している相手から一度の性行為で複数まとめて感染する


性病は症状が似ているものが多く、ひとつの症状からひとつの性病が疑われるわけではなく、ひとつの症状から複数の性病に感染している可能性もあるので注意が必要です。

気になる症状があり検査を受ける際は、症状から疑われる性病がひとつと決めつけず、場合によっては複数の性病に対して検査することを推奨しています。

重複感染が見られる代表的な性病

クラミジアと淋病

クラミジアと淋病はともに国内の報告者数が多い性病です。
どちらも自覚症状が似ており、症状が出ていても検査なしでは判別することは難しいです。

男性の場合、クラミジアよりも淋病の方が症状を自覚しやすい特徴があります。
そのため、検査で淋病の診断を受けてもクラミジアは発見されず、放置してしまうことが多く、どちらも発見するためには同時に検査する必要があります。

また、クラミジアと淋病では有効な薬剤が異なります。
疑わしい場合は両方の検査を行う必要があり、感染している場合はどちらも治療を行う必要があります。

クラミジアについての詳細はこちら
淋病についての詳細はこちら

クラミジアとマイコプラズマ・ウレアプラズマ

クラミジアは認知度が高く、検査を受ける方も多いので報告数が多い性病です。

一方でマイコプラズマ・ウレアプラズマはあまり知られていないため、症状を自覚していない場合は検査を受けず放置していることが多いです。

また、クラミジアとマイコプラズマ・ウレアプラズマの症状はほとんど同じで、症状から区別することは困難であるため、両方とも検査でしか感染している性病を正確に判定することができません。

特に男性は、「非クラミジア性非淋菌性尿道炎」というクラミジアや淋菌が検査で検出されない原因不明の尿道炎の中でも、マイコプラズマ・ウレアプラズマが原因の多くを占めていると考えられています。

マイコプラズマ・ウレアプラズマについての詳細はこちら

クラミジアとトリコモナス

クラミジアと最も重複感染が多いのは、上記で解説したマイコプラズマ・ウレアプラズマですが(クラミジアやマイコプラズマ・ウレアプラズマは感染者数が多いため)、トリコモナスとの重複感染もあります。

トリコモナスはクラミジア、淋病、マイコプラズマ・ウレアプラズマと比較して日本では、感染者数が少ないため、トリコモナスとクラミジア、淋病、マイコプラズマ・ウレアプラズマと比較すると重複感染も少なくなります。

症状が似ているため、症状からの判別が困難で、検査法と治療薬が異なるのは他の性病と同様です。

トリコモナスについての詳細はこちら

梅毒とHIV

梅毒に感染していると、HIVに感染するリスクも高まると考えられています。

梅毒に感染すると性器に潰瘍のような傷ができるため、HIVに感染するリスクが高まると考えられています。

しかしHIVへの感染は稀で、HIVに感染していると梅毒だけでなく、他の性病にも重複して感染している可能性が高いです。

また、梅毒は無症候性梅毒と呼ばれる初期症状が出ない場合もあるので、感染に気付かず性行為やそれに準ずる行為を続け、梅毒を他者に感染させてしまう、自身が他の性病にも感染してしまうリスクがあります。

梅毒についての詳細はこちら
HIV(エイズ)についての詳細はこちら

咽頭(のど)の性病

咽頭へ感染する性病はクラミジア、淋病、マイコプラズマ・ウレアプラズマです。
これらは咽頭で重複感染していることがよくあります。

咽頭の性病は、感染経路や症状が似ており、自覚症状に乏しく、気が付かずに放置していることが多いので、性器への感染と同様に複数の感染に注意が必要です。

咽頭クラミジアについての詳細はこちら
咽頭淋病についての詳細はこちら

MSM(男性間性交渉者)

MSMとは男性間性交渉者(Men who have Sex with Men または Males who have Sex with Males)の略であり、男性同士の性行為やそれに準ずる行為による性病への感染リスクは高いと考えられています。

男性同士のキスやオーラルセックス、肛門性交により、様々な性病への感染リスクも考えられるため、複数の性病に感染していることがあります。

また、肛門の性病検査は、検査が受けられる医療機関にも限りがあります。

症状が似ていて間違えやすい性病


性病には症状が似ているものが多数あります。
特にカンジダとクラミジア、淋病、マイコプラズマ・ウレアプラズマ、トリコモナスが間違えられやすい傾向があります。

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このような場合、どちらに重点を置いて検査・治療をすべきかですが、頻度、他者への感染リスク、後遺症などから、より重要なのはクラミジア、淋病、マイコプラズマ・ウレアプラズマ、トリコモナスになります。

また、その中でもマイコプラズマ・ウレアプラズマは検査している人が少なく放置されていることが多いため、検出率が高い傾向にあります。

重複感染が疑われる性病の検査方法


性病へ感染する可能性に心当たりがあると、少しでも感じる場合は、まず医療機関にて医師に相談し、適切な検査を受けて感染している性病を発見することが重要です。

また、性病ごとに正確な検査を受けられる時期についても確認し、女性の方は生理中でも検査を受けることができますので、自己判断せず医師に判断してもらいしましょう。

重複感染のリスクが考えられる場合には、複数の性病をまとめて検査することができるセットプランもあります。

セットプランの検査方法、内容、費用は下記の表からご確認ください。

オールプラン検査

※セット内の個々の検査を別日に実施可能なので、最短で検査を受けたい方は検査の際にご相談ください。
【検査内容】
性器クラミジア、性器淋病、のどクラミジア、のど淋病、梅毒、HIV、B型肝炎、C型肝炎、トリコモナス症、性器マイコプラズマ感染症・性器ウレアプラズマ感染症、のどマイコプラズマ感染症・のどウレアプラズマ感染症
※即日、通常の●をクリックすると、検査、治療の詳細に飛びます。
検査名即日通常検査費
オールプラン(ブライダルチェック)セット¥66,000
オールプラン(ブライダルチェック)即日セット¥80,000
オールプラン(ブライダルチェック)PCRセット¥90,000
オールプラン(ブライダルチェック)PCR即日セット¥100,000

※オールプランセット:性器・咽頭クラミジア、性器・咽頭淋病、梅毒、HIV、B型肝炎、C型肝炎、トリコモナス、性器・咽頭マイコプラズマウレアプラズマ

オールプラン② (ブライダルチェック②)
各4つのオールプラン(ブライダルチェック)にHPV(低リスク型)、HPV(高リスク型)、抗ヘルペス抗体、性器カンジダ症の4つの検査を計30,000円で追加も可能です。また、HPV(高リスク型)をHPVジェノタイプ判定へ変更して計45,000円で追加も可能です。

フルセット検査

検査名即日通常検査費
フルセット¥26,000
即日フルセット¥36,000
のどフルセット¥26,000
即日のどフルセット¥36,000
肛門フルセット¥26,000
即日肛門フルセット¥36,000
フルセット+のど¥36,000
即日フルセット+のど¥52,000

※性器や咽頭の検査を肛門の検査に変更可能です。
※フルセット:性器クラミジア、性器淋病、梅毒、B型肝炎、HIV
※のどフルセット:咽頭クラミジア、咽頭淋病、梅毒、B型肝炎、HIV
※フルセット+のど:性器・咽頭クラミジア、性器・咽頭淋病、梅毒、B型肝炎、HIV
その他の検査について詳細はこちら

ノワール大宮クリニックの性病治療

治療は性病ごとに異なり、抗生剤の内服(飲み薬)もしくは点滴(注射)とまります。

また、一部の性病に関して、必要に応じて他の医療機関をご紹介する場合もあります。
性病ごとの詳しい治療内容と費用は下記のリンクからご確認ください。

当院の治療について詳細はこちら

治療までの流れ、所要時間は下記を参考にご確認ください。


まとめ

今回は「性病の重複感染」について解説しました。
性病は自覚症状に乏しいことが多いですが、症状がある場合でも自己診断はせず、医療機関で検査を受け正確な判定をしてもらうことが重要です。

  • 複数の性病に感染していた場合は病気の種類に応じて適切な治療が必要
  • 症状から一つの性病に絞るのではなく可能性がある性病や気になる性病の複数の検査を受ける
  • 症状が似ている性病が多く自己診断での治療は治らないリスクが高くなる


もし、性病へ感染する可能性に心当たりがあると、少しでも感じた方は、当クリニックでも検査を受けることができますので、お気軽にご相談ください。

ノワール大宮
性病検査・治療のお悩みご相談ください。
埼玉県JR大宮駅東口徒歩4分、性病検査・治療、AGA(男性型脱毛症)治療・女性の薄毛治療など、デリケートなお悩みに寄り添い、解決へ導く専門医クリニックです。待合から診察までお一人様一室のプライベート個室診療を導入。患者様それぞれにあった治療を行います。
ノワール大宮クリニック 院長:成田学史

執筆者:成田 学史
ノワール大宮クリニック院長(医師)
2014年(平成26年)北海道大学医学部医学科卒業
日本性感染症学会 会員
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