性病の発症で浮気を疑われた…心当たりのない性病への感染について

「浮気していないのに、性病に感染してしまった…」こんなときあなたなら、パートナーにどのように伝えますか?心当たりがないから不安になりますよね?

性感染症(以下、「性病」という)には気が付かないうちに感染している場合も多くあります。まず医師に相談し、パートナーへの伝え方、今後の対策についてなどパートナーと一緒に考えてもらいましょう。

感染してしまったからと慌てることなく医師へ相談し、パートナーとお互いが納得して解決できるよう取り組んでいきましょう。

浮気してないのに性病になるのか?

性病は基本的に性行為とそれに準ずる行為にて感染します。

しかし、本人は感染に気が付かず、パートナーで症状が出て性病が判明することがあります。

潜伏期間が長いことや、自覚症状に乏しい場合があることから、長期間感染に気が付かなかったことを最近感染したものと疑われることがあります。

気が付かないうちに感染してしまう例

  • ・前のパートナーから感染した性病に気付かないままだった
  • ・前のパートナーから感染した性病が潜伏期間を経て発症した
  • ・お互い性病に感染し、パートナーが自覚症状に乏しく気が付かない
  • ・お互い性病に感染し、パートナーは気付かず別の病気の治療薬で治った
  • ・お互い性病に感染し、感染に気が付いたパートナーが先に治療していた
  • ・パートナーが性器ではなく咽頭(のど)や肛門に感染していた
  • ・パートナーの検査結果が偽陰性だった
  • ・パートナーが別の性病の検査を実施して検査陰性だった
  • ・自身は性病に気が付かないまま感染し、パートナーには感染させていない

 
性病に感染していても気が付かない原因として、潜伏期間が関係しています。
各性病ごとに潜伏期間があるため、下記のコラムを参考に検査を受けましょう。
 
性病の潜伏期間とは?症状が出ていないだけで感染しているかも…

気が付かないうちに感染、よくある代表的な性病

国内で感染者数が多い性病であり、気が付かないうちに感染している場合が多い性病をご紹介します。

感染してしばらく気が付かないままだったということが、よくある性病でもありますので、放置しないよう注意が必要です。

クラミジア感染症

クラミジアは国内で最も報告数の多い性病です。ここ5年ほどは1年間の報告数が25,000人前後の横ばいで推移しており、特に男性に多く見られています。

症状
男性:排尿時の痛み・痒み、尿道から膿
女性:性器の痒み、排尿時の痛み、おりものの増加

 
クラミジアについての詳細はこちら

淋菌感染症(淋病)

クラミジアと並んで国内で特に感染頻度の高い性病です。一度感染し治療しても、何度でも再感染するリスクがあり、女性は症状を自覚しにくいため注意が必要です。

症状
男性:排尿時の痛み・痒み、尿道から膿
女性:おりものの増加、臭い・色(黄緑色)に変化、排尿時の痛み

 
淋病についての詳細はこちら

マイコプラズマ・ウレアプラズマ感染症

マイコプラズマ・ウレアプラズマは、4種類の原因菌によって生じる性病です。日本でこの検査が行われるようになったのが 2012年からと比較的最近知られるようになった感染症です。原因菌によって治療法が異なり、あまり知られていないため検査が行われず、再感染しやすい性病です。

症状
男性:排尿時の痛み・痒み、尿道から膿
女性:排尿時の痛み、性器周辺の痒み、おりものの臭い・色に変化

 
マイコプラズマ・ウレアプラズマについての詳細はこちら

トリコモナス症

トリコモナスは、男性よりも女性に症状が強く現れ、再感染しやすい性病として考えられています。再感染の理由として、女性が感染し治療したものの、パートナーの男性が症状を自覚せず、検査・治療を行わないことでパートナーとの間で再感染を繰り返すことが原因のひとつです。

症状
男性:排尿時の痛み・痒み、尿道から膿、尿道が熱い
女性:排尿時の痛み、性器周辺に痛み・痒み、おりものが泡状で悪臭、ただれ

 
トリコモナスについての詳細はこちら

性器ヘルペス

性器ヘルペスは一度感染するとウイルスが体内に潜伏するため完全に消滅することはなく、再発することも多い性病です。性器ヘルペスは感染力が高く、感染経路もさまざまなため、感染源の特定が難しいです。再発を予防するためにも日常生活から注意することが重要です。

症状
赤茶色の水疱が複数出現し、びらんや潰瘍で強い疼痛を伴い、排尿痛を伴うこともあります。症状が治まってくると黒いかさぶたを形成し、ビリビリと神経痛のような症状が続きます。

 
性器ヘルペスについての詳細はこちら

梅毒

梅毒は治療をせずに症状が自然と消えることがありますが、自然治癒することはない性病です。治療をしない限り、細菌は体内に残り続け、症状は進行するので、他人への感染リスクを抑えるためにも適切な治療が必要です。

症状
1期から4期までに分けて症状が出現し、感染から約3週間で痛みや痒みを伴わない潰瘍が出現し、それから全身に発疹が発症する。

 
梅毒についての詳細はこちら

パートナーにこんな症状がある場合は要注意


 
パートナーが性病の感染に気が付いていない場合でも、症状から性病に感染している可能性を推測することもできます。

また、男女ともによく見られる症状として「排尿時の痛み」と「膀胱炎に似た症状」がありますので、該当する場合は、下記のコラムもご覧ください。
 
排尿で痛みを伴う原因には性病が大きく関係していることも⁉
膀胱炎のような症状が続いてる…放置するのは危険!
 
性病への感染が発見されていないパートナーに、以下のような症状がある時は注意が必要です。

男性の症状
排尿痛、頻尿と残尿感、亀頭や包皮の腫れ(亀頭包皮炎)、陰部が蒸れる、陰部のにおいの変化、陰部のかゆみや痛み、尿道痛(前立腺炎と診断されることも)、下腹部痛、睾丸痛、性交痛、恥垢がたまりやすい、膿が出る、デリケートゾーンの黒ずみ(色素沈着)や皮膚のブツブツ(色素沈着、瘢痕)

 

女性の症状
排尿痛、頻尿と残尿感、大陰唇等の外性器の腫れ、オリモノの増量、陰部のにおいの変化、陰部のかゆみや痛み、陰部が蒸れる、オリモノのにおいの変化、性交痛、生理周期の遅れ、不正出血、下腹部痛、腰痛、恥垢がたまりやすい、デリケートゾーンの黒ずみ(色素沈着)や皮膚のブツブツ(色素沈着、瘢痕)

女性で上記の症状に当てはまる場合は、下記のコラムも併せてご覧いただくことをおすすめします。
 
デリケートゾーン(陰部)の痒みを引き起こす8つの性病とは⁉
おりものが多いかも…と感じたら疑うべき4つの性病とは⁉

パートナーへの伝え方に注意!伝える必要がない場合も


 
性病に感染している可能性が高い時、パートナーにどう伝えるべきか迷われる方が多いと思います。パートナーが感染していることも多いですが、感染していないこともあります。

パートナーが感染するきっかけを持つ前に自身が治療して感染させないで終わることもあるので、場合によっては伝える必要がないこともあります。

また、パートナーが感染している場合でも、感染の機会を検査で調べることはできないので、犯人捜しはできないと割り切り、困った際はまず医師に相談して対策を考えてみましょう。

パートナーには医師に相談してから伝えるべき


 
性病は多くの場合、感染のきっかけを調べることができません。
そのため、どこから感染したのか、またパートナーとの間でどちらが先に感染したのか、正確に判定させるのは難しいことが多いです。

感染のきっかけに関して「誰かを疑う」というより「お互いの健康のために一緒に考える」という姿勢で話し合うことが重要です。

自分で上手く伝えられない場合は医師に相談して伝え方を考えたり、パートナーと一緒に医療機関を受診し、お互いが納得しながら解決していきましょう。
 
パートナーと一緒に行う性病の予防方法・治療について

未治療でも問題ないか?自然に治癒するのか?

性病は症状が自覚しにくいため、放置してしまう場合が多いです。

性病は自然治癒することがないため、未治療のままの性病に注意する必要があります。
理由として、以下のような項目が挙げられます。

  • ・自然治癒はしないこと
  • ・原因の判明に特異的な検査が必要なこと
  • ・治療法が原因により異なること
  • ・他者へ感染させる可能性があること
  • ・何度でも再感染すること
  • ・不適切な治療による耐性化の危険性があること
  • ・不妊症等の後遺症のリスクがあること

 
強い症状を自覚しない方も多く、他者への感染源になることがあります。

さらに、複数の性病に感染してしまう重複感染のリスクもあり、気になる場合は検査を行いましょう。
 
性病治療で治りが悪い・再発する場合は重複感染しているかも⁉

性病を予防する方法


 
多くの性病は性交渉時にコンドームを使用することで予防ができます。

性病は症状が乏しいことが多く、予防しているつもりでも気が付かないうちに感染していることもあります。

感染しない予防も重要ですが、既に感染していることもあるため、感染の有無を判定する検査や感染していた場合の適切な治療が、安心や安全の面でより重要です。

検査方法

症状や経過から疑われる性病に関して、尿や尿道擦過物や採血、おりものを採取して検査で判定します。

検査は症状を自覚していなくても受けることができ、感染の機会からすぐに受けられるものもあります。
基本的に生理中でも検査は可能ですので、医療機関に相談することをおすすめします。

性病ごとに正確な検査を受けられる時期は変わる⁉生理中でも早期検査を!
 
また、咽頭や肛門に感染する可能性のある性病もあり、複数の性病に対する検査を同時に受けることもできます。
 

治療方法

検査により、原因菌が判定されたら、治療薬等による治療を実施します。

治療法や治癒するまでの期間は各性病によって異なります。
一度、治癒したとしてもパートナーとの間で再感染もあるため、パートナーと同時期に検査や治療を受けることが重要です。

浮気への疑いを検査と治療で解決する


 

 
性病には症状が乏しいものが多く、症状は曖昧で自覚しにくいことや個人差もあります。

そのため、どの性病に感染しているかを調べるためにもまずは性病の検査を受けることをおすすめします。
 
パートナーへ感染させる可能性のある性病を一度に検査する方法とは?
 
検査によってその後の適切な対策も考えることができるため、困った際はひとりで悩まずにまずは医師に相談してみましょう。

まとめ

今回は「性病が原因で浮気を疑われた場合」について解説しました。

  • 自覚症状に乏しいため、感染に気が付かないことが多い
  • 長期間感染に気が付かず最近感染したと疑われることもある
  • パートナーへ伝える前にまずは医師に相談する
  • 自然治癒することはないので、きちんと医療機関で治療を行う

 
もし、性病へ感染する可能性のある行為に心当たりがあるかもしれないと、少しでも感じた方は、当クリニックでも検査を受けることができますので、お気軽にご相談ください。

ノワール大宮
性病検査・治療のお悩みご相談ください。
埼玉県JR大宮駅東口徒歩4分、性病検査・治療、AGA(男性型脱毛症)治療・女性の薄毛治療など、デリケートなお悩みに寄り添い、解決へ導く専門医クリニックです。待合から診察までお一人様一室のプライベート個室診療を導入。患者様それぞれにあった治療を行います。
ノワール大宮クリニック 院長:成田学史

執筆者:成田 学史
ノワール大宮クリニック院長(医師)
2014年(平成26年)北海道大学医学部医学科卒業
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